エクスペリ・サンバの双頭のひとりを為すホドリゴ・カンポスのサンバ楽器にこだわった一枚はフィジカルで

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    *12/2 は第一日曜で店休日となります。

     

    エクスペリ・サンバの双頭のひとりを為すホドリゴ・カンポスのサンバ楽器にこだわった一枚はフィジカルで。と言いますのも、前にセーザル・ラセルダ「Tudo Tudo Tudo Tudo」の時に感じたのと同様、先に配信されているデジタル音源と音圧、ミックスが違うように感じてしまうためです。実験とサンバの流儀、このふたつを綱渡りで行ったり来たりするこの音源、繊細で絶妙な匙加減ならぬフェーダー加減が施されていることは想像に難くありません。

    RODRIGO CAMPOS / 9 SAMBAS (ブラジル直輸入盤CD 2,259円+税)

    パッソ・トルトなどサンパウロのエクスペリ・サンバ・シーンの中核として作品を発表するより前、2005年にルイーザ・マイタやマルコス・パイーヴァらとスタジオに入り、制作に取り掛かったサンバ・アルバムがありました。これは音楽的に頓挫してしまいお蔵入りとなったのですが、前述のプロジェクトやヴェロニカ・フェヒアーニのバックで来日したりと、アーティスティックに前線で活躍した13年を経て、新たに曲を書き下ろし挑んだ夢の続きのような作品。以前に「Bahia Fantastica」というアルバムをリリースしているのですが、この人のルーツにはやはりアフロ・サンバがあります。今作では自身でカヴァキーニョからヘピーキ、タンタン、ガンザ、タンボリンとサンバ楽器をすべて演奏、パッソ・トルトの盟友であるホムロ・フローエス(vo)やマルセロ・カブラル(b)、メタ・メタからは女性シンガー - ジュサーラ・マルサル(vo)とチアゴ・フランサ(as, ts, flute)、クアルタベーからはマリア・ベラルド(cl)らが参加。一切エレクトリック・ギターを用いていないものの、チアゴ・フランサやマリア・ベラルドの即興スタイルな木管やドゥスタン・ガラスのローズ・ピアノなどを伴い、オブスキュアなメロディとクルーナー・ヴォイス、従来のフォーマットとは一線を画すサウンドを展開。我々にはボサ・ノヴァに聴こえる瞬間も往々にしてあります。曲ごとに異なるプロデューサーを立てているのも特色で、リゾート地のトロピカルな景観を思わせるm-4"Clareza"はゲスト・ヴォーカルにキコ・ヂヌッチ、そしてプロデュースはベト・ヴィラーリス。サンプラーで室内楽の雰囲気を醸し出すm-5"Na Sacola"はインスティチュートのギー・アマビスが手がけ、ホムロ・フローエスとのデュオ作話題のソロを発表しているセーザル・ラセルダをヴォーカルにフィーチャーしたm-9"Casa Velha"はマルセロ・カブラルがプロデュース。

     


    カナダ人のマルチ・プレイヤー、モッキーの新作が当店にも入荷

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      *12/2 は第一日曜で店休日となります。

       

      モントルー・ジャズ・フェスティヴァル・ジャパンでの来日も記憶に新しい、カナダ人のマルチ・プレイヤー、S.S.W. モッキー。アーバン且つメロウでどこかしらハンドメイドな手触りを感じさせるサウンドで躍進するアーチストですが、新作はL.A.の伝説のスタジオ、かのフランク・シナトラやレイ・チャールズも利用したというインディペンデント・スタジオで1日のうちに録音されたというインスト・アルバム。近年作業を共にするミゲル・アトウッド・ファーガソン(viola)、ジョーイ・ドォシク(as, flute) 、ニア・アンドリューズ(vo, per) らに加え、主宰イベントなどで知り合ったL.A.在住のミュージシャンに電話を掛け集まってもらった錚々たる布陣 - デロン・ジョンソン(p, rhodes / マイルス・デイヴィス「Doo Bop」)、ランダル・フィッシャー(ts, flute)、ブランドン・ユージン・オーウェンズ(b / ケンドリック・ラマー、ロバート・グラスパー)、マーク・ド・クライブ・ロウ (key) らが参加。たった1日のセッションの結晶とは俄かに信じがたいほど気品と優美な旋律に溢れています。国内盤は2曲のボーナス・トラックと高井康夫さん(Ahh! Folly Jet)のライナーノーツを収録。

      MOCKY / A DAY AT UNITED (windbell国内盤CD 2,222円+税)


      モダン・フォークも含有するコンテンポラリー・フォルクローレ。ギターの名手にして現代女性S.S.W.セシリア・サバラの新作はライヴ盤

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        某日、区の野球連盟の主宰する運動会に出場し、リレーでは第二コーナーで派手に転倒、時間内キャッチボールの回数を競う競技ではアップのしすぎで足の踏ん張りが効かず暴投をかましてしまった、しがない店主です。大洋ホエールズはかつて運動会で大活躍していましたが...こちらは太腿内転筋の張りが長引いてます。

         

        *モダン・フォークも含有するコンテンポラリー・フォルクローレ。ギターの名手にして現代女性S.S.W.セシリア・サバラの新作はライヴ盤

        CECILIA ZABALA / AIRE SOY (アルゼンチン直輸入盤CD 2,352円+税)

        ブエノス・アイレス75年生まれ。この盤に参加するエミリアーノ・アルバレス(cl)とのデュオ作に始まり、女性フルート奏者とのピアソラ集、自身のギターと声を中心にシルビア・イリオンドやキケ・シネシをゲストに招いた「Aguaribay」、マルセロ・モギレフスキーらが参加し、レジーナ・スペクターの楽曲も取り上げた「Pendiente」、本盤にも参加するマリアノ・マルトス(fletless b)&マリオ・グッソ(per)と言うリズム・セクションとのクアルテート編成が確立された「Presente Infinito」、ビオレータ・パーラのトリビュートを7弦gを中心としたインストで行った「Violeta」、フランス在住のブラジル人ピアノ奏者フィリーピ・バーデン・パウエルとのデュオ作、そしてレキントgや鉄弦gも用いスキャットの応酬を聞かせた「El color del silencio」、7回の渡米を経てアメリカで制作された9枚目のアルバム。ジャズも踏まえた鋭い感性のもたらすエキセントリックなメロディ、卓越したギターの技術と確かなフォルクローレへの敬愛、これらが混じり合って生み出されたモダンでコンテンポラリーな装いをまとった楽曲たち。これらを各アルバムから満遍なく生の息吹、ライヴで披露。まさにセシリア・サバラの道程を白日のもと明らかにした、そんな記念碑的な作品です。

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         



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        大洋レコードは東京・神楽坂のセレクトCDショップです。

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        「親子で楽しむ、はじめての音楽」Vol.3 南米音楽



        女の子のスポーツライフをもっとファッショナブルに。「HBハミングバーズ」2018 Summer vol.14 に"Playlist for Summer"としてオススメ5作品の小さなレヴューを書いています。


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        ひとまちっくす神楽坂「南米音楽と横浜ベイスターズと私。大洋レコードの伊藤亮介さん。」


        NUMBER WEB "野次馬ライトスタンド" 「ベイ戦士よ、ブラジル音楽を聴け!東京の路地裏から愛を込めて。」


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