サンパウロのマルチ木管奏者によるクインテートで軽妙洒脱なショーロ・ジャズを
今週は大変にお待たせをしております、アルゼンチンからの仕入れ貨物が到着する見込みです。娘は家内の実家で祖父祖母と夏休みを凄すために先にMAXときに乗って帰省してしまいました。私はお盆休みまでもうひと踏ん張り、新入荷があれば気持ちも晴れると思います。(それほどまでに私の中では土日のDe敗戦で喰ったダメージが大きいようです、ことごとく元チーム在籍選手にやられてるのも)
サンパウロ州アメリカーナ出身のマルチ木管奏者サムエル・ポンペオは、サンパウロ市交響楽団とナイロール・プロヴェッタ率いるバンダ・マンチケイラの共演盤をはじめ、b.sax、s.sax、clarone(=b.cl) を操り、ジャズ、クラシック、MPBと多彩な現場を渡り歩いてきたプレイヤー。自らがリーダーとなってアレンジを書いた本作では、前世紀初頭サンパウロ出身の大先輩木管奏者であるドミンゴス・ペッチの楽曲"De Cachimbo" に始まり、m-7でカヴァーするエルネスト・ナザレー"Apanhei-Te Cavaquinho"という楽曲の持つ本質、サロン・ミュージックとしてのショーロ・ジャズをファビオ・レアンドロ(p)らとクインテート編成で展開。ジャズ・ギターと7弦ガットを持ち替える演奏メンバー - ヂノ・バリオーニ(g)の作品"Água na chaleira"や、サンパウロの若手ピアノ奏者ダニエル・グラジェウの作品"Choro Vermelho"、そして自作楽曲群を軽妙洒脱な洗練をもって快演。
SAMUEL POMPEO QUINTETO / QUE DESCAÍDA(ブラジル直輸入盤CD 1,815円+税)
- 2017.07.31 Monday
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- 15:27
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- by 大洋レコード