新聞折込誌に掲載+DDG4鎌倉公演初日に参加します+サロン・ミュージックの優美さ、どこか戯けたような表情、ピアノとコントラバスのインスト・デュオ。
先日この記事でご紹介差し上げました、日本経済新聞日曜版の折込誌「日経REVIVE」が発行されました。東京23区内で定期購読されてる方へ配達されてるそうですので、もし日経をとられている方がいらっしゃいましたら日曜に配達されたものを手にとってご覧いただければと思います。コンビニ版には封入されていません。私は家内に頼んで早稲田の日経新聞営業所で購入してもらいました。
いよいよ今週に迫ってまいりました、ダニ&デボラ・グルジェルの新譜「DDG4」を提げての再来日公演。左の枠内でお知らせしてますように、鎌倉公演の初日 11/2 (水)にディモンシュ・マスター堀内隆志さんとのトークショー「サンパウロ、音楽の魅力」で参加させていただきます。トークショー内でご紹介差し上げたタイトルのCDや、DDG4の関連作も販売させていただく予定です。ツアーの詳細はこちら→。アルバム「DDG4」の冒頭、新しく生まれくる娘さんに捧げた"Samba pra Rita"の動画がアップロードされました。
[新入荷案内]
サロン・ミュージックの優美さ、どこか戯けたような表情、ブラジリアン・ジャズとコンテンポラリー・ダンスの戯曲を融合したピアノとコントラバスのインスト・デュオ。
MARCOS PAIVA, DANIEL GRAJEW / BAILADO(ブラジル直輸入盤CD 1,907円+税)
ポルトガル人歌手のバックから、和音楽器を介さない画期的なトリオ作まで広い視野で音楽に取り組むベース奏者マルコス・パイーヴァと、ドビュッシーなどクラシック印象派からクルビ・ダ・エスキーナスまで守備範囲の広いジャズ・ピアノ奏者ダニエル・グラジェウ。この二人によるデュオは、深刻なムードに陥りがちな音数の少ないコンテンポラリー・ジャズを、エンターテイメント性に富んだ笑顔のこぼれるような作品に、しかし高い品格を保ち続けることにも成功しています。アルバム・タイトルにバイラードとあるように、舞台で踊るための演舞曲として仕立てたインスト楽曲は、流麗にはずみ、瞼にバレエ・ダンサーを思い浮かべることが容易です。そして、m-3"Gauche"に顕著なように、ラテン・ポピュラーからクラシックまで既知曲のフレーズ引用を巧みに行ない、聴き手を惹きつけて止みません。ピシンギーニャをはじめとする典型的なショーロの音構築を、洗練されたアーバン・ジャズへと生まれ変わらせたm-6"Choro Vermelho"など、どれもが論理的に考え抜かれた結果のデュオ・アンサンブル。時にはプリペアード奏法も交えて。19世紀末のリオの作曲家アナクレート・ヂ・メデイロス作m-4"Araribóia"と、ブラジル・サロン・ミュージックの草分けエルネスト・ナザレー作m-9"Tenebroso"の二曲以外はふたりのどちらかによるコンポジション。
- 2016.10.31 Monday
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- 17:12
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- by 大洋レコード