いよいよ10/1 (土)豊橋ブラジリアンアートフェスティヴァルを皮切りに、フェルナンダ・タカイ・アコースティック・ライヴ・ジャパン・ツアー2016(詳細はこちら→)がスタートします。穂の国とよはし芸術劇場「プラット」では、晴れれば屋外のテントにて午前11時より、ブラジル粘土細工、バルーンアート、フェイスペイント、食品販売などのイベントを実施しています。ここに協賛企業として(有)大洋レコードの物販ブースを出展予定です。当日ショーを行います、(この日だけグランドピアノを使用します) フェルナンダ・タカイの関連作品のみならず、当店でおすすめしているブラジル新譜のCD商品も販売させていただく所存です。この日の為にも現在現地から2つほど小口仕入れ貨物が出荷されているはずなのですが... 25日現在届いておりません!それでも、旧来のブラジル音楽のイメージのみに留まらないアコースティックな良作が幾つも手元にありますので、ラジカセで再生しながらご紹介できればと思って居ります。
つきましては神楽坂の店舗の営業スケジュールを以下のように変更させていただきます。大洋レコードでは2013年以来、いわゆるワンオペ、従業員ひとりプラス兼業の家業手伝いひとりという体制ですのでご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いします。
9/28 (水) 水曜定休
9/29(木) ~ 9/30 (金)通常営業 12:00 - 19:00
10/1(土) 〜 10/7 (金) 臨時休業 この間、web通販はご利用いただけますが、ご返信・発送が遅れる可能性がございます。
10/8 (土) ~ 10/9 (日) 通常営業 12:00 ~ 19:00
10/10(月・祝)連休最終日休業
10/11 (火) 通常営業 12:00 - 19:00
文化の秋ということで、今週末も様々な場所でライヴ・イベントが行われています。幸いにも(?)自身の演奏スケジュールを入れてなかったため公には何ら微々たる影響ももたらしませんでしたが、8月の終わりに怪我した左手小指は、私の日課となっておりました午前中のギターを用いた弾き語りエクササイズをまったくさせてくれず、フラストレーションが溜まる一方でした。誰が何と言おうと、自演活動をすることは私にとって、"CD作品を売る"という仕事を支えるモチベーションの大きな部分を占めてますので、いよいよ張り合いも持てなくなって心折れそうだという頃、皮膚科で施された軟膏+抗生物質貼付+ガーゼによる治療ではズキズキした痛みがとれないことに疑問を抱き、元のキズパワーパッドのみによる湿潤療法に戻したら、あら不思議、翌日には普通にギターが弾けるではありませんか。自転車と同じで3週間くらいの空白期間では、乗り方は忘れていないようで安心しました。
De須田幸太の投球中に起こした左腿肉離れが心配ですが、きっと彼も万全で戻ってきてくれると信じています。
ブラジル女流現代音楽のプレイヤー、サンパウロから。
BEATRIZ ALESSIO / PLAYS GILBERTO MENDES(ブラジル直輸入盤 1,806円+税)
2011年以来バイーア連邦大学で教鞭をとる若き女流ピアノ奏者ベアトリス・アレッシオは、サンパウロ大学で学士・修士の課程を履修し、オルケストラ・ヂ・カマラー・ダ・USP(OCAM /サンパウロ大学室内管弦楽団)のソリストを皮切りに、国内のオーケストラと共演を重ね、アルゼンチンのサン・フアン国立大学にも招聘されたり、リオ連邦大学で博士号を修めるなどクラシック界で華々しいキャリアを誇る才女。そのベアトリスが研究課題に掲げるブラジルの現代音楽の普及というテーマで取り組むのは、彼女とも密接な関係にあったジルベルト・メンデス(1922~2016) の作品。無調とミニマリズムを特徴とした彼の楽曲は、無調というだけあってひとつのキーに収まらないものですが、異端ともいえるそのハーモニーが美しく鮮やかな色彩を持っていることに驚かされます。"イスタンブールの櫛"、"コパカバーナのユリシーズ"、フランスの古典舞踊であるパスピエを題材にしたりと、時間軸にも異文化圏にもとらわれない自在な発想から生まれた作品を瑞々しく表現。
試聴はこちらのFMラジオ出演時のアーカイヴサイトから可能です→