ブラジリアの親密なMPB ロック・サイド + シウヴァ名作2nd再入荷と最新作

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    [新入荷案内その1]
    ブラジルのゼロ年代以降、新世代ブラジル音楽と呼ばれるひとたちのようにロック・サイドからMPBにアプローチを掛けるスタイルが見られますが、そこにあるのは多感な感受性、人懐っこいメロディ、野太いアナログ・サウンドと大らかなリズム感覚。僕らを魅了する可能性を多分に持ったインティメイトなプロジェクトが首都ブラジリアから。

    PROFISSAO de URUBU (ブラジル直輸入盤 1,806円+税)

    ハゲタカのプロフェッショナルという少し変わった名前のユニットは、ブルーノ・ジェフテール(vo,g) とパウロ・メロ(vo,b) の二人組。スタジオ・ライヴの映像で表舞台にアプローチしたりと現代の感覚を活かした活動をしていますが、プロデュースに立つホドリゴ・ベゼーハは'15年本国ブラジル文化庁の肝いりで来日を果たしたエレン・オレイラの仕事を近年まで務め、その後自身S.S.W.としても活動している同郷ブラジリア出身の人物。彼がdrs や gのサポートを務めています。牧歌的なラップ・スティールから、シンガロング必至のヴァース部分まで展開してゆくm-2"Setembro"や同様に陰影を見せるブルージーなモードから転換するm-3"Ta sol"をはじめm-5"Pinheiros"など詩的なソングライティングに秀でていることは一目瞭然。ジャケのイラストを手がけたカミラ・グルジェルと共作のボサ・ノヴァm-4"Cigarro na orelha"やフリューゲル・ホルンの切ない音色が胸を締め付けるm-6"De Verdade"、和やかなアコースティック・チューンのm-9"Pra sempre"ら独特な間を活かしたアンサンブルにブラジルらしさを強く感じます。



    先日この広報レポートでご紹介差し上げたベッドルーム・スタイルのS.S.W.シウヴァの2ndですが、あっという間に売り切れたのも束の間、再入荷を果たしました。繊細なエレポップと生楽器の調和、煌めいた90年代を彷彿とさせる音がいましっくり来ます。この期にお買い逃しなく。

    [再入荷案内]
    SILVA / VISTA PRO MAR 

    [新入荷案内その2]

    SILVA / JUPITER (ブラジル輸入盤 1.833円+税)

    ピアノやギターからヴァイオリンまでを一人で演奏するマルチ・プレイヤーならではの箱庭ポップを展開するエスプリト・サント州ヴィトーリア出身のS.S.W.シウヴァ。数々の賞にノミネイトされるなど成功した2nd「Vista pro mar」を受けて、またステップ・アップすべく模索したことが伺える3rd、2015年末作品。冒頭のタイトル曲やm-7"Nas Horas"などのリズム・ボックスの用い方や唄の譜割にアーバンなR&Bからの影響が見出せるほか、インスト・チューンにドリヴァル・カイミのエレポップ・カヴァーm-9"Marina"、四分打ちとepのメロウなトーンのm-6"Sou desse jeito" や光を見出すようなm-8"Se ela voltar"、ミニマム・ポップなm-11"Noticias" と名曲を収録。

     

    シウヴァのキラキラした90年代を彷彿とさせる作品 + トン・ゼーをサンパウロの女性シンガーが歌う

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      昨日は夕刻の仕事もそこそこに料理をしながら開幕戦をTV観戦。いよいよ野球の季節だという期待感と、ハラハラした8回の攻防に思わず飲み過ぎてしまいました。何はともあれ、野球に一喜一憂できることの再来を幸せに感じます。店頭では、DeNAが勝った翌日にポイントカードのスタンプ1個おまけします。

      さて先日、ビルボード・ジャパンのページにアルゼンチンの女性シンガーがフィールド・レコーディングで作り上げた作品「メリー・ムルーア&オラシオ・ブルゴス・トリオ/アカシア」を取り上げていただきました。ぜひご一読ください。
      http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/36281/2

      在庫の棚を探るとタイミングを逸してアップロードできていない商品が散見されるのですが、春めいた陽光とFacebook に貼られた動画でふと「この機会に」と思い立った作品を。私は'75年早生まれですので、多感な20代の多くを過ごした90年代の空気というのに甘酸っぱい郷愁を覚えるのですが、この音楽を含めたカルチャー全体がきらめいていた時代の空気を多く孕んだ、ブラジル・エスピリト・サント州出身のマルチ・インストゥルメンタリスト/S.S.W. シウヴァによる'14年作品。間も無くの新譜発表と来日ツアーが予定されているカナダ出身のS.S.W.モッキーと、自ら色々な楽器を操るという共通項も含め、似通ったムードを感じます。

      SILVA / VISTA PRO MAR (ブラジル輸入盤CD 2,194円+税)

      このシウヴァことルシオ・シウヴァ・ヂ・ソウザは'12年にベッドルーム・サウンドを基調とした作品でデヴューを飾り、米国の西海岸で過ごした日々からこの「オーシャン・ヴュー」と題されたアルバムを作り上げました。80年代のロービットなシンセの音色と生楽器を巧妙に混ぜ合わせ、溢れる唄心から紡がれるポップなメロディと音色の面白さに重きをおいた結果、唯一無比のサウンドが生み出されています。海辺のゆっくり流れる時間を想起させるように、より身近に感じるようなハンドメイド・タッチの緩さを携えて。m-5"Okinawa"にはフェルナンダ・タカイがゲスト参加。




      こちらは紛れもない新譜、前衛パフォーマンスの先駆けであるトン・ゼーの楽曲をサンパウロの女性シンガー、ヘジーナ・マシャードがトリビュート。

      regina machado / multi plicar-se unica (ブラジル直輸入盤 2037円+税)

      ヘジーナ・マシャードのキャリアはそもそもが、'81年にトン・ゼーのバックで歌い始めたのがスタート地点。というわけで、身近で見ていた奇才トン・ゼーの一筋縄ではいかない捻った楽曲に新たな息吹を吹き込むべく、前衛的なサンパウロ勢のミュージシャンと作り上げたのがこの作品。ヴァングアルダ・パウリスタ・ムーヴメントの中心的存在だったグルーポ・フーモのダンチ・オゼッチ(ナー・オゼッチのきょうだい)がギターとプロデュースを担い、エクスペリメントな打楽器奏者 - ギリェルミ・カストルピが参加、clなど生の管弦を用いながら、バイーア生まれの奇才が生んだシニカルでシアトリカルな楽曲をサンパウロの洗練で染め上げています。デヴィッド・バーンに"再発見"されたトン・ゼーの復帰作'92年からの楽曲が冒頭3曲、そして既存のスタイルが確立されている音楽を分解再構築してみせるエストゥダンド・シリーズのサンバ編('73年)から"To"、ボサノヴァ編('08年)から"Joao nos tribunais" をそれぞれ取り上げています。名曲"Nave maria"などは収録されていませんが、女性シンガーの慈しみ歌う佇まいと前衛的なサンパウロのミュージシャンによるチェンバーなアレンジで、トン・ゼー楽曲の新たな側面に気付かされる好盤。



       

      正統派MPB女性シンガーの作品

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        大分更新の間が空いてしまいましたが、プロ野球が開幕するというこの日に記事を更新したいと思います。←左のサイドスペース告知欄にございますように、来週はソロで(4.3 sun 18:00 昭和の歌謡とロックvol2 渋谷north marine drive)、再来週はデュオ名義のトリオ編成で (4.8 fri 14:10 ブラジル・カーニバル2016 お台場シンボル・プロムナード公園) 、とGIGの予定もありそれを楽しみに準備しているところなのですが、もしお時間の合うお客様いらっしゃいましたら是非お越しください。新レパートリー、日本語歌詞の書き下ろし、よりなにかお楽しみいただける要素はないかと、日々の音楽生活から捻り出したものをお見せできるかと思います。

        [再入荷案内]
        ラティーナ4月号の特集2010年代の世界の音楽、濱瀬元彦さんによるミナスの音楽のページに掲載されたマリアナ・ブランチのアルバムが希少数在庫を確保できましたのでお知らせします。
        Mariana Brant interpreta Geraldo Vianna e Fernando Brant 

        [新入荷案内]
        ビロードの声と評されるラテン・グラミー・ノミネイト女性シンガー、サンドラ・ドゥアイリービ(ブラジル・マラニョン州出身)。当店ではボサ・ノヴァ50周年の年に制作されたセリー・クラードとのアルバムや、R.メネスカルの楽曲を女性シンガーたちが歌う「Elas Cantam Menescal」でお馴染みですが、レアンドロ・ブラガ(p)との声とピアノのアルバムや、その前の'07年にはファチマ・ゲヂスやイヴァン・リンス曲を歌った正統派MPBのアルバムを発表しています。通算5枚目となる本作は'14年に亡くなった作曲家ノナート・ブザールの楽曲を歌った作品で、1stと同様にゼー・アメーリコ・バストスのプロデュース。ゼー・アメーリコのジャジーなepと随所にブルーアイド・ソウル的なegを挟み込み、いまのフュージョニックな音にリノベイト。

        Sandra Duailibe / canta Nonato Buzar (ブラジル直輸入盤 2,000円+税)

        題材となるノナート・ブザールは'70年代に映画音楽のサントラなども手掛け、その楽曲をアルシオーネ、イヴァン・リンス、エリス・レジーナが採り上げたことでも知られる優れたコンポーザー。最近ではマリア・ヒタがデヴュー盤で歌った"Meninha do portao" (本盤m-9)の作者としても有名。またレーベル - ソン・リヴリの創立者としても偉大な功績があります。本作ではプロデューサー、ゼー・アメーリコの打ち込みドラムの楽曲と、カミロ・マリアーノのdrsにパペーチのperといった生音の配置がバランス良く、レオ・アムエドの洗練されたeg、そしてラストの方の2曲("Ceu vermelho" 、"Ta chegando a ho")には、イスハエル・ダンタスがガット・ギターで参加しており、音触わりの質の高さを演出しています。サンドラの声の良さと相俟って、ブラジリダーヂに包み込まれるように安らぎを覚える一枚。



        こちらは正統派女性MPBシンガー - サンドラ・ドゥアイリービの暖かみを覚えるデヴュー盤、'07年発表。個人的な記憶から導き出されたレパートリーはMPBの歴史に即した逸品ばかりで、ピシンギーニャ"Mundo Melhor"からエリゼッチ・カルドーゾが唄った"Meiga Presenca"、イヴァン・リンス=ヴィトール・マルティンス"Doce Presenca"、ジルソン・ペランゼッタやシモーニ・ギマランイスにファチマ・ゲヂスらの楽曲も。

        Sandra Duailibe / do principio ao sem-fin(ブラジル直輸入盤 2,000円+税)


        TAIYO0029 発売日です+ストリートの匂いをプンプン漂わせたインスト・フォルクローレ

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          ※明日3/21(月祝)は本日の代休としてお休みさせていただきます。

          本日3/20 はサンパウロのvo + b、奇跡の夫婦デュオ - ヴァネッサ・モレーノ&フィ・マロスティカのセカンド・アルバム「コーリス・ヴィヴァス - ジルベルト・ジル・ソングブック」の発売日です。先週から先行販売をさせていただいておりますが、店頭で掛けていたりするときのお客様の驚きの反応など、押し並べて好評をいただいております。無事、予定通り発売に漕ぎ着けることができて感無量です。未チェックのお客様、↓どうぞ。

          中原仁さんの解説にもありますが、原曲は'83年ジルベルト・ジルのアルバム「Extra」に収録。↓
          ベースで体現するために音を削ぎ落とした結果、こんなにも違います。


          さて、プロ野球の開幕まで一週間を切りましたがまだ紹介しきれていない新譜がございます。
          ここのところコンテンポラリー・タッチのものが続きましたので、一曲目だけそのような感じで、あとはまさにアコースティックなパーティ・チューンが目白押しな、春の陽気にそぐった一枚をご紹介する時が来たようです。

          LOS MUTANTES DEL PARANA / NOCTAMBULO (アルゼンチン直輸入盤 2,000円+税)

          ギターやコントラバスにカホンなどの生々しいアンサンブルで夜毎パーティを盛り上げてきたアルゼンチンのインスト音楽集団 - パラナーの異星人たち。ラテン圏中のリズムを採り入れて繰り広げる終わりなき即興演奏から生まれた愛おしい楽曲たちはストリートに沸き立つ匂いを感じさせます。述べ10万もの閲覧者を釘付けにしたYoutube映像や、演奏機会での評判が評判を呼んで制作された2ndアルバム。3年前にリリースされた1stアルバムでは3人だったメンバーが何と9人にまで増殖、管楽器やティンバレスなどの打楽器も加わりより彩りが鮮やかになっています。冒頭"Latiendo"の瑞々しいピアノのハーモニーからは、川沿い音楽の地から生まれたユニットだということが存分に伝わってきますし、ボレロからミロンガへと展開したり、メタルを模したフレーズをガット・ギターなどの生楽器でザクザク斬って形成されたリフ、サンバ的なバチーダにパンデイロ、シンガロングも交えて始まったものがいつしか灼けつくキューバ音楽に姿を変える"Sin patron"、掛け声も勇ましい東欧の軍楽ブラス的な"Capricho"がプログレへと展開するさま、そして夜想のワルツ"Nocturno"へと。凝縮した音の楽しみが詰まっています。 




           

          ゼー・ミゲル・ヴィズニキの初期作がリイシュー - セット販売します + 再入荷案内

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            定休日の昨晩はロフトプラスワンで行われた「横浜に入る悦び5」にて、ギターを持って応援歌斉唱というかたちで参加、満員のお客さんにシンガロングしていただき感動しました。その後のハマフォー(村瀬秀信さん、サンキュータツオさん、ダーリンハニー吉川さん、春日太一さん)の4時間に及ぶトークショーは希望あり、笑いあり、ファンとの一体感に満ちた素晴らしいものでした。こういうイベントに参加させていただき、本当にファン冥利に尽きます。
            ←のサイドバーにもございますように、4月にはライヴ出演を果たすイベントが続きます。詳細は追ってご紹介さしあげます。余談ですが拙どもの資料としてYoutube映像を見返していたら、何と"O Barquinho" 作曲者であるマエストロ - ホベルト・メネスカルさんからお言葉を頂戴しておりました、感激です。取材してくださったSem Fio TV のピチィ、ムイト・オブリガード。その映像はコチラ→

            [記事執筆のお知らせ]

            店頭に届いたばかりのラティーナ4月号・特集「2010年代の世界の音楽」に"サンパウロのノーヴォス・コンポジトーレス"という題目で記事を1ページ書かせていただきました。隣は松澤さんの"サンパウロのグローバル・ベース"。国内盤レヴューに渡辺亨さんが「ヴァネッサ・モレーノ&フィ・マロスティカ/コーリス・ヴィヴァス -ジルベルト・ジル・ソングブック」を書いてくださってます。

            [再入荷案内]
            内外問わず様々な場所から少量ずつ荷物が届きまして、以下の商品が揃いました。ファビオ・カドーレのソロ作「Instante」とフェルナンド・シルバのソロ作「Miro por ventana」は今後、国内盤の扱いとさせていただきます。

            ELZA SOARES / A MULHER DO FIM DO MUNDO(輸入盤)
            FABIO CADORE & HERNAN JACINTO / ACTO 1(国内盤)
            HERNAN JACINTO / CAMINO (輸入盤)
            FERNANDO SILVA / MIRO POR VENTANA(国内盤)
            FABIO CADORE / INSTANTE(国内盤)

            そして人気のアナ・パウラ・ダ・シルヴァ関連作、店内に在庫が見つかりましたので稀少数再入荷とさせていただきます。
            ALEGRE CORREA, ANA PAULA DA SILVA / POR CAUSA DO SAMBA(輸入盤)
            ANA PAULA DA SILVA / PE DE CRIOULA(輸入盤)
            そしてこのアナ・パウラ・ダ・シルヴァの自作曲をまとめた譜面集も一部のみ店頭に在庫してございますので、お問い合わせからメールにてメッセージをいただければ販売させていただきます。3,500円+送料となります。

            [リイシュー新入荷]
            サンパウロの知性、詩的な音楽で敬愛を集めるマエストロ - ゼー・ミゲル・ヴィズニキのソロ名義初期三部作が、最新作「ナー&ゼー」の原盤レーベル・シルクスからリイシュー。探している人の多かったクワイエットな「Perolas aos poucos」('03) 、サロン音楽のスタイルで詩的な「Sao Paulo Rio」('00)、「ナー&ゼー」で再録する楽曲などを擁するデヴュー盤「Jose Miguel Wisnik」('93)。 当店では三枚をセットにしてお得な価格で提供させていただきたいと思います。
            また「ナー&ゼー」国内盤も併せた四枚セットも数量限定にてリーズナブルにお届け。

            ZE MIGUEL WISNIK / JOSE MIGUEL WISNIK, SAO PAULO RIO, PEROLAS AOS POUCOS (ブラジル直輸入盤3枚セット 5,537円+税)


            ZE MIGUEL WISNIK / JOSE MIGUEL WISNIK, SAO PAULO RIO, PEROLAS AOS POUCOS, ナー&ゼー(ブラジル直輸入盤3枚+国内盤1枚のセット 7,389円+税)


            サンパウロ大学のポルトガル語文学教授であり、カエターノ・ヴェローゾとグルーポ・コルポへの劇伴音楽を制作したり、またピアノを弾きながらクルーナーで唄うシンガー・ソングライターであるゼー・ミゲル・ヴィズニキ。ヴァングアルダ・パウリスタという前衛的なムーヴメントを牽引したグルー ポ・フーモのルイス・タチらと親交を深め、同グループからソロ・デヴューを果たした女性シンガー、ナー・オゼッチは1stアルバムで4曲ものゼー・ミゲル作品を採り上げています。
            その5年後、93年にリリースされたゼー・ミゲルの初作「Jose Miguel Wisnik」は、前衛的なムーヴメントの印象を引きずるようにegやシンセと複雑に入り組んだハーモニーを作り上げる"Estranho Jardim"、"A Primeira vez, mamae, que eu fui ao cinema"など劇画調のロックがありつつ、冒頭の"Se meu mundo cair"や後年カルロス・カレカ監修の企画盤「Ladeira da Memoria」をはじめ多くのシンガーに取り上げられる"Laser"、最新作「ナー&ゼー」に再録される"A Olhos Nus"など叙情のサンパウロ音楽を確立した瞬間を切り取った作品でもあります。

            カエターノ・ヴェローゾやトン・ゼーと共作されたコンテンポラリー・ダンスのグルーポ・コルポへの劇伴作品を二つ挟んで'00年に発表された「Sao Paulo Rio」では、カリオカのマルコス・スザーノ(per)やカルロス・マルタ(flute)にジャキス・モレレンバウン(cello)、エルザ・ソアレスの歌う"Comida e bebida"、そしてパウリーニョ・ダ・ヴィオラ作"O tempo nao apagou"というリオのエッセンス、そしてスワミ・ジュニオールとシコ・ピニェイロのパウリスタながら流麗なショーロ・アンサンブルを見せるふたりのギター、ナイロール・プロヴェッタの木管、そしてバリトン・ヴォイスのアルナルド・アントゥネスを活かした人力ドラムンベースの"Relp"に、バイーア生まれジュサーラ・シルヴェイラが参加したタンゴ"O sol enganador"など多岐にわたる彩り。

            深遠なるピアノの調べから物静かに詩情を語りかける"Perolas Aos Poucos"、"Tempo Sem Tempo"、ルイス・ブラジル(g)とナー・オゼッチ(vo)がゲスト参加した"Primavera"といった冒頭からのメランコリーな名曲群から、故ホドリゴ・ホドリゲスが哀愁のハーモニカで参加する"O Extremo Sul"、ジュサーラ・シルヴェイラが歌うクラシック音楽からのマイナー・スケール旋律と北東部音楽フォホーを融合させた"Baiao de Quatro Toque"、ハイブリッドなサンバの"Presente”にはエルザ・ソアレス(vo)が参加、と大作ぶりでリリース後幾年たっても探すひとが後を絶たない名作「Perolas aos poucos」。



             


            PR

            大洋レコードは東京・神楽坂のセレクトCDショップです。

            ブラジル・アルゼンチンの現在のインディペンデントなシーンからの輸入盤CDを中心にお取り扱い。

            東京都新宿区赤城下町10-10 東京メトロ東西線神楽坂駅1b出口3分。

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            が定休日です。 2022年5月26日、大洋レコード&Delicatessen として移転 OPEN。 11時〜18時の店舗営業、(土曜は14時~18時)。毎水曜・日曜・祝日定休とさせていただきます。

            03-3235-8825


            WEB通販はオフィシャル・サイト taiyorecord.com にて


            * information

            [以下の音楽雑誌に店主が寄稿しました]


            「ミュージックマガジン」ミナス特集にレコード・レビューを寄稿予定。(2022/6)


            FI MAROSTICA / VISÃO DO MAR (RCIP-0321 2021.6.30) ライナーノーツ


            ラティーナ2月号 (2020/1/20発売)

             

            「20年代はこの国の音楽に注目したい」


            e-magazine LATINA 「いま最も輝ける存在、サンパウロの女性シンガー、ヴァネッサ・モレーノへのロング・インタヴュー」(2022年2月23日)


            [国内盤リリースのご案内]

            Flor Sur Cello Trio, Airena Ortube & Julian Beaulieu / Un Solo Jazmin (大洋レコード国内盤CD 2022.7.23発売)好評発売中!


            SALOMÃO SOARES & VANESSA MORENO / YATRA-TÁ (TAIYO0041 2022.2.28) 好評発売中!


            VANESSA MORENO / SENTIDO (TAIYO0040 2021.6.26) 好評発売中!


            Carlos Aguirre / Canciones I 譜面集 46p(TAIYO0039 2020.12.26) 好評発売中!


            TINCHO ACOSTA (TAIYO0038 2020.8.28) 好評発売中!


            CHICO BERNARDES (TAIYO0037 2020.7.31) 好評発売中!


            MERY MURUA & HORACIO BURGOS / ROBLE 10 AÑOS (TAIYO0036 2020.6.13 release 限定盤) 好評発売中!


            ENSAMBLE CHANCHO A CUERDA / POSDATA (TAIYO0035 2018.12.22 release 限定盤) 好評発売中!


            FERNANDA TAKAI / O TOM DA TAKAI (TAIYO0034 2018.6.5 release) 好評発売中!


            TULIPA RUIZ / TU (TAIYO0033 2018.3.15 release) 好評発売中!


            PATRICIO PIETREK GRUPO / PAJÁRO AZUL(TAIYO0032 2017.12.04 release)

            好評販売中!


            ryosuke itoh e shiho - minha estrada (TAIYO0031 2017.6.24 release)

            販売中!


            [メディア情報]

            2022/5/31 (火) 15時 TOKYO FM 「The TRAD」 (パーソナリティ:稲垣吾郎) 生出演。初夏・新緑に似合うブラジル音楽を紹介させていただきました。


            2022/1/28 (金) 7:20分頃~ 放送予定 フジテレビCX系 『めざましテレビ』"なにわ男子のなんでやねん!" にて、長尾謙杜(なにわ男子)さんにブラジル・アルゼンチン音楽専門店 - 大洋レコードを取材していただきました。


            [記事掲載のご案内]

            2024年2月20日発売 雑誌「MINA(ミーナ)」4/5月号 "TOKYO MANIAC SHOP探訪"に大洋レコードの記事をご掲載いただいております。


            2022年12月 雑誌(ZINE) WAVE vol.2 “めくるめくCDの世界” 雨と休日さんやsnsでお見かけする100円CDディガーに8cm CD専門dj...錚々たる面々に混じって取材記事をご掲載いただきました。

            2021年11月20日発売、雑誌「散歩の達人12月号」神楽坂・飯田橋特集に当店が掲載されました!前回の掲載から何と8年ぶり、通算3回目の登場となります。


            2020年7月フリーペーパー 「新宿プラス vol.12」 #音楽のまち新宿 #武田真治 #saxplayer にご掲載いただきました。


            体験型アミューズメント・キッザニアの広報記事「キッザニアの窓」に大洋レコード伊藤のインタビュー記事とおすすめタイトルをご掲載いただきました。

            「親子で楽しむ、はじめての音楽」Vol.3 南米音楽



            女の子のスポーツライフをもっとファッショナブルに。「HBハミングバーズ」2018 Summer vol.14 に"Playlist for Summer"としてオススメ5作品の小さなレヴューを書いています。


            5/9発売 「POPEYE 6月号 "僕たちの好きな音楽。"」にて大洋レコードが掲載されます。川沿い音楽の取材も受けました。


            2018年1月末、神楽坂のアップデイトされた情報が満載の「帰ってきた!神楽坂本」(エイ出版)が発売されました。今回は"Culture 文化"のページに大洋レコードをご掲載いただいてます。ぜひ街ぶらショッピングのお供に。


            ひとまちっくす神楽坂「南米音楽と横浜ベイスターズと私。大洋レコードの伊藤亮介さん。」


            NUMBER WEB "野次馬ライトスタンド" 「ベイ戦士よ、ブラジル音楽を聴け!東京の路地裏から愛を込めて。」


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            • 再入荷状況 + 街のひとweb記事 + ラジオ出演のお知らせ
              立野 BUN 博一
            • 夏季休業のお知らせ+崇高なギター四重奏・クアテルナーリアの新譜
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