フュージョニックなコンテンポラリー・フォルクローレ女性シンガー- シルビア・アラマジョの新作+通販送料改訂のお知らせ+ラジオ出演のお知らせ+今週末は名古屋・東京 - トミ・レブレロ・ツアー
10月2日(金) 名古屋 CAFE DUFI
開場 18:30 開演 19:30
w/NARCO
音響 /上沖弘明(samba town)
料金:ご予約 2,500円 当日 3,000円 +別途飲食代要
ご予約・お問い合わせ: CAFE DUFI 電話052-263-6511
会場:CAFE DUFI [カフェ ドゥフィ] 名古屋市中区新栄3丁目17-11
10月3日(土) 東京 神楽坂毘沙門天善國寺書院
開場 18:00 開演 18:20 (都合により前座の開演時間が少し早まりました)
TOMI LEBRERO (bandoneon, vo, ukulele, g)
友情出演 /佐藤征史(b, くるり)、三重野徹朗(b)、伊藤亮介(g)、志保(flute)
前座 /ryosuke itoh e shiho (大洋レコード)
音響 /福岡功訓(FLY SOUND) 画像オペレーション /河野洋志(bar buenos aires) ドリンク /Arrivee (神楽坂6-24)
料金:ご予約 2,500円 当日 3,000円 +1ドリンク別途500円
ご予約はコチラからお願いします。
先週ラジオ放送の予定が2件あるとお伝えしましたが、のちの1件が今週に持ち越しとなっている様子です。
FM J-WAVE 81.3Mhz 「BEAT PLANET」内 "Supreme Sounds" のコーナー、10/1(木)昼の12:30過ぎに放送予定となります。伊藤が選曲・出演をしていますので、関東圏の方はラジオで、関東以外の方はradiko でお昼休みのひとときに耳を傾けていただければ幸いです。
また、メールマガジンでお知らせしておりますが、ヤマト運輸メール便速達サービス終了に伴い、大洋レコードのwebショップ送料を改訂させていただきます。税込200円でしたのを、税込300円とさせていただきます。以下詳細です。
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これまでCDを配送するに便利な方法のひとつでありました、「クロネコメール便」が残念ながら9/30でサービスを終了してしまいます。
そこで10/1からの新しい方法を探ってきましたが、これまで通り安全な配送と荷物の追跡を可能にし、お客様への送料の負担も少なくする方法としまして、「ネコポス」便での配送にすることにしました。
そこで、10/1よりCD配送の送料につきまして下記のように変更させていただきます。
ヤマト・ネコポス便送料/宅急便送料/郵便局の代引の送料:200円 → 300円税込
ヤマト便配送/郵便局の代引きの配送共に、7000円以上お買い上げのお客様は、送料無料
(※これまでは、10000円以上お求めのヤマト便配送のお客様のみ、送料無料としておりました。代引き手数料は変わらず別途300円かかります。)
1枚お求めの場合には送料が少し上がってしまいますが、3枚くらいご購入の場合に、送料がサービスとなる感じです。これからもどうぞよろしくお願い致します。
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時代がコンフュージョンすると、音の好みもフュージョンに移りゆくのでしょうか。そして僕は途方に暮れる、は大沢誉志幸の「コンフュージョン」収録です。布袋さんに大沢選手と呼ばれているそうです。まったく文脈とは関係ありません。
話を戻しますが、ジャズ・フュージョンというものに私、実を言うと以前は抵抗があったのですが、すんなりと体に入ってくるようになりました。ブルーノートのフェスでパット・メセニーが招聘されていますから、時の流れなのかも知れません。震災、原発事故、庶民を顧みない経済政策で疲弊した私たちを優しく労わってくれたカルロス・アギーレを中心としたクワイエットな音楽の流れ。カルロス・アギーレ・グルーポやルス・デ・アグアのベース奏者、フェルナンド・シルバもフレットレスのeb を用いていますし、現代ジャズとフォルクローレのクロスオーバーした音楽にはフュージョンのエッセンスを多々感じるものです。時にはDX-7なんじゃないかと聞き紛うほどいなたい音色を好んで使う鍵盤奏者もアルゼンチンには結構いらっしゃいます。不思議と違和感を感じないようになっているのは、プライヴェートで80年代の音源ばかり好んで聴いているからだけではないはずです。
ラ・プラタ出身の女性シンガー/ピアノ奏者/コンポーザー、シルビア・アラマジョ4枚目のアルバムは、ワーリッツァーなどepの音色と澄んだ瑞々しい歌声に強固なリズム隊がしっかり裏を固めた、アーバンなAORテイストと川沿い音楽の爽やかな疾走感に溢れたフュージョニックなコンテンポラリー・フォルクローレ作品となっています。
SILVIA ARAMAYO / NOCTILUCAS (アルゼンチン直輸入盤 2,259円+税)
ピアノをヒラルド・ヒラルディ研究院で、作曲をラ・ファクルタッド・デ・ベラス・アルテスで学んだのちもギジェルモ・クレインとヴェロニカ・コンドミのレッスンに通って居たシルビア・アラマジョは現在40代前半で、ちょうど音楽キャリアも脂がのりきった時期を迎えています。定評のある永遠の若さを携えた歌声と特定のフォルクローレ・リズムだけに捉われずに紡がれる自由なコンポジション。前述のように十分な音楽素養を備えていますので、趣向としては瑞々しい川沿い音楽にコンテンポラリー・ジャズのエッセンスを散りばめてあるように思います。そもそもがアルゼンチンのみならず北米でもその名を知られるピアニスト - ギジェルモ・クレインの作品で'05年、ヴォーカリストとしてフィーチャーされたのが後のソロ・キャリアと連なっていくのですが、いままでにブラジルのレニーニらが楽曲提供を行った作品など3枚のアルバムを発表、本作が4枚目。デュオとしても共に活動するアルバロ・トーレス(key)、エドゥ・ヒアルディナ(drs)、マティアス・メンデスら (b) のクアルテート編成を中心に、ピアノのソロ弾き語りm-4"Te llevo"があったり、ドラムのエドゥがegを被せたm-11"Viajera"など編成の抜き差しで見せるヴァリエーション、ブルーアイド・ソウル〜AOR のフレイヴァーが漂う楽曲でのコズミックな鍵盤の音色で誘う仮想未来の空間、m-10"Mientras" のように生ピアノのリフと川沿い音楽のチャームフルなハーモニーを前面に押し出しながら複合リズムを刻むプレイヤー冥利にこだわった作品まで、ポピュラリティと演奏の奥深さが両立した傑作。
- 2015.09.30 Wednesday
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- 13:03
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- by 大洋レコード