トミ・レブレロ追加公演(名古屋)+ アルゼンチンのインディー・フォークS.S.W. + ギジェルモ・リソットの新作
大分間が空いてしまいました。3, 4年振りのDJ仕事となったスキヤキトーキョー、次のDJは恐らく5年後です。今回は急遽お話をもらってからアフロブラジル〜ミニマムなインストゥルメンタルを中心にした選曲に真剣に取り組みましたが、良いライヴを見るとやはり規模の大小に関わらずギグをしたいな、という思いばかりが募りますので、今後 DJでお誘いいただいてもお断りしてしまうと思います.... 終演後にマイラさんと駆け込みで写真を撮らせてもらいました。コンサートもトゥリッパたちサンパウロのインディ・シーンと繋がる完成されたポップ・エッセンスを感じさせるもので満足いたしました。翌日の拙が出演しました J-WAVE Beat Planet オンエアも店頭で聴くことができ、まだ大洋レコードのことをご存知でない方に届いていれば幸いです。
9月のトミ・レブレロ来日に関していつもお世話になっておりますCafe Dufi のオーナーから嬉しいご相談を受け、追加公演を催す運びとなりました!東海地方の音楽愛好家の皆さん、よろしくお願いします。
[追加公演]
2014.9.22 (月) TOMI LEBRERO JAPAN 2014
名古屋 CAFE DUFI (名古屋市中区新栄3-17-11)
Open 19:00 Start 20:00
adv. ¥3,000 / door ¥3,500 (ドリンク代別)
ご予約:052-263-6511
日本から最も遠い国、アルゼンチン。ブエノス・アイレスっ子としてのアイデンティティを誇るユニークなリリシズム、フォルクローレのリズムを採り込んだ叙情的なコンポージングでパレルモ地区のインディペンデント・シーンを率いる存在となったシンガー・ソングライター/バンドネオン奏者 - トミ・レブレロ、3度目の来日公演が決定。 くるり主催 京都音楽博覧会2014 への出演が決定したトミ・レブレロ。3度目の来日となる今回は在ブエノス・アイレスのロシア人若手音楽家アレックス・ムサトフ(vln) とのデュオ編成でお目見え!
翌日の23日は以前よりお知らせしております通り、東京公演がございます。関東地方の皆さん、どうぞよろしくお願いします。こちらも絶賛ご予約受付中です。
2014.9.23 (火・祝日)
16:00 open / 16:30 start
東京VACANT (150-0001 東京都渋谷区神宮前3-20-13)
adv. ¥3,000 / door ¥3,500 (ドリンク代別)
03-6459-2962 www.vacant.vc
さて本日の新譜商品紹介ですが、2タイトルございます。トミ・レブレロの追加公演決定を記念して、まずはアルゼンチンのインディー・フォークのS.S.W.を。
Facundo Galli / last pamperito (アルゼンチン直輸入盤 2,000円+税)
ファクンド・ガリの初となるCD作品はBandcamp で公開されたものが、評判を呼びフィジカルな作品となったもの。英語のラストと西語のパンペリート(南米大草原に吹く南西の寒風からくる造語)をミックスしているタイトルでも判る通り、フォルクローレのリズム・フィールとメランコリア、U.S. インディーのS.S.W.ものの自由自在な質感をミックスした作品となっています。マル・デル・プラタで生まれ、廃棄された貨車と広大な自然の広がる海の近くの小さな街、チャパドマラル駅のすぐ近くで人格形成の時期を過ごしたファクンドにとって、この幼年期に見た風景が歌の原点となっているそうで、確かにセンチメントなメロディからは、かつて栄華を誇った寒風の吹く街並を思い浮かべることが容易ですし、土地に暮らす人たちの情愛に溢れた仕種や物言いを想像させもします。鉄線アコースティック・ギターの煌めいた倍音と微量のエレクトロニクス、ヴァイオリン、これらと詩的なことばに想いを乗せたファクンドの唄声。m-4"Cuervito" ではカルロス・カスタネダの朗読音声を引用したり、m-7"Soy de papel" ではフリオ・コルタサルの小説朗読を引用、またm-10"Para nacer hay que romper un mundo" ではシドニー・ルメットの映画「Network」を引用したりと、自作のロジカルな表現に努めてもいます。現地メディアでも注目のファクンド・ガリ、これからのアクションも楽しみなひとりです。
アルゼンチンのコンテンポラリー・フォルクローレ界の若手ギター奏者が、北欧ノルウェーのフォークロアな伝統音楽の演奏者たちとコラボレイトした異色の作品。
Guillermo Rizzotto, Ashild Wetterhus, Even Train, Silvert Holmen / Vindu (インパートメント社 2,300円+税)
アルゼンチン・フォルクローレを新たな解釈で継承する "印象主義" ギタリスト、ギジェルモ・リソットと、ノルウェーのフォーク・ミュージックを伝承する音楽家たちとの邂逅から生まれた、静謐かつ豊潤な作品。「VIndu」はノルウェー語で「窓」の意味。そのとおり、「音楽の窓」を通じ「一見まったく異なるようで、実は"音楽としての核(コア)”は同じで、その表現方法が違うだけだったと気づいた」とギジェルモが語るように、両者がその歴史を重ねあわせ、まるで魔法のように融和し、響きあう。流麗なタッチのナイロン・ギターで紡がれる、アルゼンチン・フォルクローレを源流とするギジェルモの胸を打つメロディー。中世ヨーロッパの教会音楽を思わせる歌唱と伝統楽器で演奏される、ノルウェーのヌーメダル地方に伝わるフォーク・ソング。両者が邂逅し、古い教会で行なわれたレコーディング・セッションを中心に、m-6,11,20 などギジェルモのギター独奏も収録。(商品帯・文章より)
- 2014.08.31 Sunday
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- 14:35
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