7弦ギターとフルートのデュオでショーロ的に、タンゴ的に、シンプルながら気高いサロン・ミュージックを。ブエノス・アイレスから

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    以下の商品が再入荷となっております。
    [再入荷案内]
    Tatiana Parra, Vardan Ovsepian / LIGHTHOUSE
    Carlos Aguirre Grupo / クレーマ

    さて本日の新譜紹介は、ブエノス・アイレス発、フルートと7弦ギターの男女デュオでショリーニョからタンゴ、室内楽までどこか気高い気品を感じ取れるアコースティック・アンサンブルが海辺を吹き抜ける風のように心地よい作品です。

    Oceano Duo / Senderos (アルゼンチン直輸入盤 1,907円+税)

    ブラジル音楽を吹奏楽オーケストラ編成で解釈するア・サイデラの一員でもある女性フルート奏者シルバナ・トゥルコ、ショーロのクアルテートで活動し、渡伯した際にホジェリオ・ソウザ、ホナウド・ド・バンドリン、マルコ・ペレイラらブラジル・ギターの大家からソロ・ギターの手法について学んだセバスティアン・ペレスのふたりによるデュオ。ペレスのペンによるインストゥルメンタル楽曲、シンガー・ソングライターとしての顔ももつペレスが唄うヴォーカル楽曲たちも散見されます。”Cマイナーのショーロ”と名付けられた冒頭曲、m-3"Baiao tumbado"、そしてミルトン・ナシメントのカヴァーm-4"Vera Cruz"、最終曲m-12"Pra Saidera"とブラジル音楽色の濃いショリーニョな小品から、フォルクローレ・リズムのひとつであるガトを基盤に展開するm-8"Gato para los cuarto"、弦楽クアルテートも加わったコンテンポラリー・タッチのm-11 "Vidara del rio"などアルゼンチンの水辺の風景を想起させるものまで、パンデイロからカホンまで打楽器を持ち替えるエルネスト・フリヘリオの客演を仰ぎつつ一貫して涼しげなアコースティック・アンサンブルを展開。このデュオのプレゼンテーションはアルゼンチンやブラジルのみならず欧州にまで及んでいます。



    リオの可憐なS.S.W. デヴュー作 

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      昨日はラジオのO.A.を聴いて頂いてありがとうございます。喋りの間って本当に難しいですね。憧れの落語の世界のひとたちやプロのラジオDJの皆さんの凄さが身に沁みます。


      SANKEI EXPRESS の5/21 発行紙面にてフェルナンダ・タカイ/はかりしれないをご紹介いただきました。下はチガナ・サンタナ/ジ・インヴェンション・オブ・カラーです。

      繊細、デリケートで内省的な音楽がこのところ多かった気もしますので、今日はそんななかでもブラジル音楽の大らかさ、包容力を感じられる作品を。


      Carol Naine (ブラジル直輸入盤 1,907円+税)

      リオのサンバ・パゴーヂ・グループに参加していた27歳の女性シンガーが自作の楽曲たちのみでデヴュー・アルバムを制作。サンバの持つメランコリア成分はそのままに、ワーリッツァーなどepの音色をフォーカスした現代的な響き、鳥のさえずりにも似たカロル・ナイニの高音域に及ぶ唄声が心地よい、新たな価値観で紡ぐブラジル音楽。
      感情の悲哀から華やかな気分をもたらすメロディ、カロル自身がかつて取り組んで来たサンバ・クラシコが育んだ歌の本質を充分に保っています。"Maria Bateria" など洒落の効いたナンバーもあり、色とりどり。そこにNYなど海外のカンファレンスにも積極的に参加している鍵盤奏者イヴォ・センナがサンバ楽器を現代ジャズ・コンボ編成の手法に置き換えた、音数の少ないながらもロジカルな編曲を手掛けています。そして要所要所で効果的に入って来る管弦の役割も絶大。ボトムの太い音色と揺れるワーリッツァーの音色に包まれて、カロル・ナイニの可憐な唄たちが躍り出てくるよう。





      6/15 sun イベント出演のお知らせ + 木管女子5人による室内楽タンゴ

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        [イベント出演]
        弊社でリリースしておりますキャバレー・ジャズのバンド - フェムエフェム主催の下記ライヴ・イベントにryosuke itoh e shiho として出演致します。クレズマー音楽で飛ぶ鳥を落とす勢いのピラミッドスも一緒です。日曜の昼間、楽しみなイベントです。

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        2014年6月15日(日)「フェムエフェム エ フェムエフェム vol.2」
        フェムエフェムvo. MAI出産前最後のライブ!
        フェムエフェムメンバーがやっているバンドに、
        フェムエフェムとゆかりのあるミュージシャンを集めました!
        特別ゲストに紫ベビードールさん☆ミ
        お子様も大歓迎!
        心よりお待ちしています♪

        出演:▲s、 内條雲嵐、ryosuke itoh e shiho、フェムエフェム
        特別ゲスト:紫ベビードール
        司会:モーレツ屋のミーヤ
        場所:サラヴァ東京
        時間: 12:30 (Open)/ 13:00 (Start)
        料金: 予約3,000(drink込み)、当日3,000+1drink
        ※お子様は無料です。
        問:03-6427-8886 (サラヴァ東京)
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        さて本日の新譜紹介は室内楽、チェンバーを基調とするタンゴ楽曲たちを吹奏楽で、しかも木管のみで演奏する現代のキンテートです。


        Chifladas Tango / TOCA MADERA (アルゼンチン直輸入盤 2,057円税込)

        コンテンポラリー・ブラジル音楽を金管のみで表現するインヴェントスというグループが登場したのも記憶に新しいのですが、アルゼンチンからはコンテンポラリーかつチェンバーなタンゴ楽曲を女性だけの木管奏者キンテートで表現するチフラダス・タンゴの2作目が届きました。キルメスの芸術大出身でBsAsのアストル・ピアソラ研究所フルート科でも学んだアナリア・トリージョが'10年より率いるチフラダス・タンゴは既に各地の錚々たるフェスティヴァルに出演しているほか、コロンビアに赴きワークショップを開催したりもしています。アナリアのフルート、アレンジ制作のほか、もう一本のフルート、バス・フルート、クラリネット、バスクラ、という編成でこれぞウィンドというような爽やかに吹き抜ける心地よい風から、室内楽の詩的なモードまで自在なアンサンブル。アナリアの自作に始まり、オラシオ・サルガン”Don Agustin Bardi"、プグリエーセ"Negracha"、レオポルド・フェデリコ"Al galope"など、こんなにもタンゴとは優雅なものであるかと驚くこと必至の心地よさで、インストゥルメンタル音楽の魅力を体現してくれています。トロイロやプグリエーセのアレンジャーとしても活躍したバンドネオン奏者フリアン・プラサの楽曲をふたつ採り上げ、("Nostalgico""Danzarin" ) ファゴットやクラリネットの客演を仰いでいます。




        ラジオ出演のお知らせ + ムビラ、カリンバにヴォーカリーズ、アーティスティックなアルゼンチンの打楽器グループ

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          今週関東圏で放送されるFMラジオ J−WAVE 81.3Mhz 「BEAT PLANET」にて大洋レコードをご紹介していただきます。私も選曲のコメント等で出演しておりますのでお時間の合う方はぜひ聴いてみて下さい。

          放送日時:5月22日(木)昼 12:40ころ ~
          FM81.3Mhz J-WAVE 「BEAT PLANET」内 "シュープリーム・サウンズ”のコーナー

          よろしくお願いします。

          アーティスティックなインスタレーションのようにも、生活音のようにも聴こえる雑多な打楽器のアンサンブル、ムビラ、散文詩のポエトリー・リーディングにヴォーカリーズ、ヴォイス・インプロヴィゼーション。アフロ・リトラルを自負するブエノス・アイレス出身9人組の打楽器グループ。

          No Chilla (アルゼンチン直輸入工場製CD-R盤 1,796円+税)

          アレハンドロ・オリバのワークショップに端を発し、キルメス国立大やラ・ボンバ・デ・ティエンポなどそれぞれが様々なマエストロに師事、打楽器とリズムに関する探求を行なってきました。冒頭"gallos"のカリンバに口琴のミスティークな雰囲気のなか行なわれるブラジルの詩人ジョアン・カブラル・デ・メロ・ネトの作品の朗読、大工仕事を思わせる雑多な生活音が入り混じりいつしかアンサンブルとなる"fabrica"、アルゼンチン北部フフイのフォルクローレを太鼓とエンボラーダ(掛け合い)で体現した"banderita"、ウルグアイのカンドンベを用いた舞踏曲もあり、カリンバやバラフォンなどメロディ打楽器やヴォーカリーズを用いたアーティスティックなムード、打楽器によるルーツ・リズムの解釈から、インプロヴィゼーションまでが共存するアルバム。ムビラをフィーチャーしたm-8"gulla" でザワザワというノイズのように聴こえる音が入っておりますが、楽器の特性、録音に起因するものです。ご了承下さい。




          マヌ・ラフェールの現代的なボサ・ノヴァの一枚とジャズ・スタンダードをソフトロックに解釈した一枚、二タイトル同時のリリース 明日は定休日です

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            明日の18日は第3日曜につき店休日とさせていただきます

            過去にダニロ・カイミとのデュオ作など傑作をリリースしているサンパウロのMPBシンガー・ソングライター、マヌ・ラフェール。2タイトル同時リリースでどちらもアレー・シケイラprod. 、ジアナ・ヴィスカルヂがゲスト参加。


            Manu Lafer / Canto Casual (ブラジル直輸入盤 2,083円+税)

            ルイス・タチやナー・オゼッチ、知性派かつアヴァンな活動で伝説となっているグルーポ・フーモ周辺のアーチストに師事し、ソロでデヴューしてからもボサノヴァ/MPBの路線を追求してきたマヌ・ラフェール。冒頭からブルーノートへの来日でも話題となったジョン・ピザレリ本人が参加しての未発表ボサノヴァ曲にラフェールが葡語歌詞を付けたヴァージョン・カヴァーのタイトル曲、そして徐々にヒートアップしてゆく"agora e nos"、女性シンガー - ジアナ・ヴィスカルヂが参加した芳しき"esmalteca"、eピアノの用い方がブリージンなジャズ調の佳曲の数々と洗練されたMPBのエッセンスにぐいっと惹き込まれてしまいます。中には東京・田端駅の発車メロディに推薦したくなるm-11"Tabatha" なども。ジアナの「Orum」などアレ・シケイラとタッグを組むことの多いバイーアの音楽家レチエリス・レイチのアレンジで、マヌ・ラフェールのメロディ・メイカーとしての才をひときわ引き立てています。

            iTunes US 版で試聴できます。こちら→




            こちらは同時発売のスタンダードのカヴァーを中心としたアルバム。ジアナ・ヴィスカルヂ、ジョン・ピザレリ、マーサ・ヴィ、ラウラ・ラヴィエリらがゲスト参加。



            Manu Lafer / Someone like you (ブラジル直輸入盤 2,083円+税)

            往年のドリス・デイやナット・キング・コール、フランク・シナトラらが甘く唄ったジャズ・スタンダードの数々... ウォルター・ドナルドソンやハリー・ウォーレン、イラ・ガーシュイン、そしてバート・バカラックら職業作曲家による不朽の楽曲を、ジャズに、MPBの手法に精通したマヌ・ラフェールがカヴァー。m-5 "Rosetta"の弦楽やヴィブラフォンを用いたアレンジなどはピチカート・ファイヴを、更に言えばイタリア映画のサウンドトラックを彷彿とさせる優雅なもので、全編にソフトロックの幸福感が漂っています。アメリカ組のジョン・ピザレリとマーサ・ヴィはm-3"you're awful"に、 ジアナ・ヴィスカルヂはニーノ・テンポ作m-6"I wish you were mine " にゲスト参加。アレ・シケイラのプロデュースにこちらの盤ではリンコルン・オリヴェッチがアレンジを担当。

            iTunes US 版で試聴できます。こちら→


            PR

            大洋レコードは東京・神楽坂のセレクトCDショップです。

            ブラジル・アルゼンチンの現在のインディペンデントなシーンからの輸入盤CDを中心にお取り扱い。

            東京都新宿区赤城下町10-10 東京メトロ東西線神楽坂駅1b出口3分。

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            が定休日です。 2022年5月26日、大洋レコード&Delicatessen として移転 OPEN。 11時〜18時の店舗営業、(土曜は14時~18時)。毎水曜・日曜・祝日定休とさせていただきます。

            03-3235-8825


            WEB通販はオフィシャル・サイト taiyorecord.com にて


            * information

            [以下の音楽雑誌に店主が寄稿しました]


            「ミュージックマガジン」ミナス特集にレコード・レビューを寄稿予定。(2022/6)


            FI MAROSTICA / VISÃO DO MAR (RCIP-0321 2021.6.30) ライナーノーツ


            ラティーナ2月号 (2020/1/20発売)

             

            「20年代はこの国の音楽に注目したい」


            e-magazine LATINA 「いま最も輝ける存在、サンパウロの女性シンガー、ヴァネッサ・モレーノへのロング・インタヴュー」(2022年2月23日)


            [国内盤リリースのご案内]

            Flor Sur Cello Trio, Airena Ortube & Julian Beaulieu / Un Solo Jazmin (大洋レコード国内盤CD 2022.7.23発売)好評発売中!


            SALOMÃO SOARES & VANESSA MORENO / YATRA-TÁ (TAIYO0041 2022.2.28) 好評発売中!


            VANESSA MORENO / SENTIDO (TAIYO0040 2021.6.26) 好評発売中!


            Carlos Aguirre / Canciones I 譜面集 46p(TAIYO0039 2020.12.26) 好評発売中!


            TINCHO ACOSTA (TAIYO0038 2020.8.28) 好評発売中!


            CHICO BERNARDES (TAIYO0037 2020.7.31) 好評発売中!


            MERY MURUA & HORACIO BURGOS / ROBLE 10 AÑOS (TAIYO0036 2020.6.13 release 限定盤) 好評発売中!


            ENSAMBLE CHANCHO A CUERDA / POSDATA (TAIYO0035 2018.12.22 release 限定盤) 好評発売中!


            FERNANDA TAKAI / O TOM DA TAKAI (TAIYO0034 2018.6.5 release) 好評発売中!


            TULIPA RUIZ / TU (TAIYO0033 2018.3.15 release) 好評発売中!


            PATRICIO PIETREK GRUPO / PAJÁRO AZUL(TAIYO0032 2017.12.04 release)

            好評販売中!


            ryosuke itoh e shiho - minha estrada (TAIYO0031 2017.6.24 release)

            販売中!


            [メディア情報]

            2022/5/31 (火) 15時 TOKYO FM 「The TRAD」 (パーソナリティ:稲垣吾郎) 生出演。初夏・新緑に似合うブラジル音楽を紹介させていただきました。


            2022/1/28 (金) 7:20分頃~ 放送予定 フジテレビCX系 『めざましテレビ』"なにわ男子のなんでやねん!" にて、長尾謙杜(なにわ男子)さんにブラジル・アルゼンチン音楽専門店 - 大洋レコードを取材していただきました。


            [記事掲載のご案内]

            2024年2月20日発売 雑誌「MINA(ミーナ)」4/5月号 "TOKYO MANIAC SHOP探訪"に大洋レコードの記事をご掲載いただいております。


            2022年12月 雑誌(ZINE) WAVE vol.2 “めくるめくCDの世界” 雨と休日さんやsnsでお見かけする100円CDディガーに8cm CD専門dj...錚々たる面々に混じって取材記事をご掲載いただきました。

            2021年11月20日発売、雑誌「散歩の達人12月号」神楽坂・飯田橋特集に当店が掲載されました!前回の掲載から何と8年ぶり、通算3回目の登場となります。


            2020年7月フリーペーパー 「新宿プラス vol.12」 #音楽のまち新宿 #武田真治 #saxplayer にご掲載いただきました。


            体験型アミューズメント・キッザニアの広報記事「キッザニアの窓」に大洋レコード伊藤のインタビュー記事とおすすめタイトルをご掲載いただきました。

            「親子で楽しむ、はじめての音楽」Vol.3 南米音楽



            女の子のスポーツライフをもっとファッショナブルに。「HBハミングバーズ」2018 Summer vol.14 に"Playlist for Summer"としてオススメ5作品の小さなレヴューを書いています。


            5/9発売 「POPEYE 6月号 "僕たちの好きな音楽。"」にて大洋レコードが掲載されます。川沿い音楽の取材も受けました。


            2018年1月末、神楽坂のアップデイトされた情報が満載の「帰ってきた!神楽坂本」(エイ出版)が発売されました。今回は"Culture 文化"のページに大洋レコードをご掲載いただいてます。ぜひ街ぶらショッピングのお供に。


            ひとまちっくす神楽坂「南米音楽と横浜ベイスターズと私。大洋レコードの伊藤亮介さん。」


            NUMBER WEB "野次馬ライトスタンド" 「ベイ戦士よ、ブラジル音楽を聴け!東京の路地裏から愛を込めて。」


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