TULIPA RUIZ 新譜 オフィシャルPV

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    英国のPINEAL ART 社が制作したトゥリッパ・ルイスのPVが公開されています。間もなくリリースの新作アルバム冒頭曲 ”E" です。


    世界を舞い跳躍するブラジルの花香るポップ。サンパウロ・インディペンデント・シーンのヒロインが新世代ブラジル音楽をネクスト・ステージへと率いる  
    10月末・プロモーション来日ツアー決定(山形・鎌倉・名古屋・青山 ... )

    TULIPA RUIZ / TUDO TANTO (日本正規国内盤 TAIYO 0020 2,400円税込)
    8月31日 発売!

    雪駄 シネシ・ソロ再発

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      いつもいきなり新譜の紹介ドーン、だとワン・パターンに陥りますので、マクラに拙い噺を。今朝、保育園に娘を送りに行くと、同じクラスの子が「寿限無」の練習をしていましたので、得意になって「"パイポパイポのシューリンガン"、のあとは"シューリンガンのグーリンダイ"だよ」と教えてあげることができました。夜な夜な読んでる文庫の落語が初めて役に立った感。そしていま写真を整理していたら、下のお店の外観が出てきました。
      こういうお店の構え、憧れです。

      私は夏になると雪駄を一足から、二足、買い求めて履き潰すという習慣にあるのですが、神楽坂の貞さんで買った年もあれば、豊橋のホテルでなぜか無くして商店街で実用草履を買い直したり、此処数年は牛込柳町のいまは店を開いていない小さな靴屋さんで、と毎年いろいろ趣向を変え買いなおしています。今年は神楽坂のJokogumoさん(間もなく移転新装 !) で石垣の草履というのを買ったのですが、どうやら室内履き専用だったよう。それなら、とweb上でも興味深いブログを掲載している北品川の丸屋さんに、と出掛けた訳です。ご主人と若旦那でしょうか、お二人で一緒に色んなアドヴァイスを聞かせてくれまして、履き潰す用途だったらこちらと麻袋のような表地の一足を購入。履き方のコツとしては親指と二の指で鼻緒をしっかりホールド、踵は出す、というのが粋とされるそう。さすが東海道最初の宿場町、北品川。江戸の情緒が今尚息衝いています。明日・明後日の夕方は神楽坂祭りで阿波踊り。きっと沢山の人で賑わうことでしょう。うちみたいな商売は、例年祭りの日はからっきしです。ええ。皆さん酒代優先でしょう。ちなみに娘は私の浴衣のことを「ラクゴ」と呼びます。

      先日、カルロス・アギーレと共に来日したアルゼンチンのフォルクローレやタンゴを基盤にしたコンテンポラリー音楽のギタリスト/コンポーザー、キケ・シネシ。水彩画のアートワークを伴い’05年にリリースされたソロ作、
      [before 非売品私物]


      その穏やかな音風景と美しいパッセージの封じ込められた自作曲の数々に、いまだ多くの方が求め探している名作が装い新たにインパートメント社より正規国内盤としてリリースされました。

      [after 新入荷商品]

      Quique Sinesi / Cuentos de un pueblo escodido (国内盤 2,300円税込)

      7弦ギターにチャランゴ、ピッコロ・ギターに鉄弦アコースティック... その楽器の持つ響きに相応しいように描かれた叙情的な旋律とハーモニー。物語を優しく語るように、まろやかでスウィートな音色が辺りを包み込みます。来日公演のシネシ・ソロのコーナーと最も近いムードでのプレイが本作といえるでしょう。また他のアルバムにも収録されている「Contramarea」「Dos Soles」「Alta Paz」「Terruno」「Manantial de luz」などは独奏に相応しいように編曲されています。Cuentos (=物語)組曲となっている4つを含む17もの小曲が並ぶ「ある隠れた村の物語」。

      オフィシャルページ(ドイツ盤の紹介ページ)にて試聴できます→

      本日はもう一タイトル

      若き世代のピアノ、ギター、打楽器からなる唄ものコンテンポラリー・フォルクローレのトリオ。生きとし生けるものを指すサンスクリット語と、ポサダスで70年代に重要な役割を果たしたロック・バンドとも共通の、プラナというバンド名で初のアルバムをリリース。レーベル盟主のカルロス・アギーレがミキシング作業に立ち会っているだけあり、ポエティックな言葉とアコースティック音楽の融合ということへ意欲的に取り組んでいるグループです。水を題材に扱った唄と楽曲、3人が出す音(メロディカやカリンバも演奏)のみならず管楽器やギター、女性ヴォーカルなど多彩なゲストを迎えながら制作。

      Prana / LAS PUERTAS (アルゼンチン直輸入盤 2,000円税込)


      レーベルのオフィシャルページにて試聴できます→

      コンテンポラリー・フォルクローレ名曲作者のセルフ・カヴァー

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        フアン・キンテーロ擁するアカ・セカ・トリオといえばコンテンポラリーなフォルクローレを代表するグループですが、彼らの3作目「Ventanas」のタイトル・トラックを書いたのは、今日ご紹介するホセ・フラメンコです。

        Jose Flamenco / De Lluvias Tempestades y Sabmarinos (アルゼンチン直輸入盤 1,890円税込)

        バギネル・タハンカスターニャス・デ・カフービーチョフェオ・トリオルスベール、留まることを知らぬ程に良い音楽家たちを輩出するブエノス・アイレス州郊外の地、ラ・プラタ市。ここに住み、学校に勤務しながら、自身の活動もしている'73年生まれのシンガー・ソングライターがホセ・フラメンコ。ギターや唄に、クラリネットまで吹きこなすホセは、90年代から幾つかのグループに在籍、フォルクローレ・フュージョンな音楽を展開してきました。'00年代からは子供向けのプロジェクトなどに参画したのち、'08年から本作の制作をはじめたと云います。自身が重ねたクラリネットや女性コーラスと、優雅な室内楽アンサンブルを伴いながら、"Ventanas" のセルフ・カヴァーなど優れた佳曲を幾つも柔らかく唄い紡いで行きます。時にジャズ的な和声やスピネッタ的なヒネリなども採りいれながら、非常に整合のとれた親密でまろやかな手触りのコンテンポラリーなフォルクローレ。木管楽器に、チェロやドラムスにベース、鍵盤、とアコースティック楽器のアンサンブルには、ラ・プラタのミュージシャンたちが数多く参加、穏やかに吹き抜ける風を思わせるうたもの、のどかな風景に訪れた異邦人の戸惑いなんて風景が浮かぶインスト、共に感受性の豊かさに任せなされた丁寧な手仕事、といった風情のグッド・ミュージック。




        川沿い音楽とフォークトロニコの溶け合った瑞々しいSSW アルゼンチン新入荷から

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          (c) Hitoshi Abe

          おかげさまで賑わいました先日の7周年イベントから、どっと疲れが出ましたが休む間もなく国内盤2タイトルの制作進行と、週の半ばにはブエノス・アイレスから、そしてサンパウロから、入荷がございました。お待たせをしておりますゼー・ミゲル・ヴィズニキ「Indivisivel」も再々入荷しています。

          まずは標題のブエノス・アイレス新入荷から

          この新盤を知った経緯は、一際柔らかで母性的なフォルクローレを展開する女性SSWガビ・ラ・マルファが、フリアン・モウリンのレコ発ライヴにゲスト出演をした、というニュースに因ります。このフリアン・モウリンについては、まったく未知だったのですがオフィシャル・サイトで試聴をして、その川沿いのフォルクローレとフォークトロニコが溶け合った瑞々しい唄の数々に完全に惹き付けられました。


          Julian Mourin / Mate De Metal (アルゼンチン直輸入盤 1,890円税込)

          身近な日常の情景を蒼い水彩で鮮やかに伸び伸びと描写、新しい空気をたくさん孕んだ浮遊する旋律の粒子。チュカーロという新世代フォルクロリコのバンドで3枚のアルバムをリリース、(その内の'07年2nd 「Atitaytete」は新聞パヒナ12の選ぶベスト・アンダーグラウンド作品に選出)ギターにピアノ、パーカッションに小物楽器、プログラミングまでこなすマルチ・インストゥルメンタリスタという特性を活かして舞台音楽なども制作してきたというフリアン・モウリンの初となるソロ・アルバムが本作。冒頭の牧歌的アコースティックにゆらめく"Cancion para despertarla" (=復帰のための唄)から、女性シンガー- ベレン・イレー(bar buenos aires コンピに収録。カルロス・アギーレやアカセカが参加したアルバムで話題)がコーラスに参加、オリエンタル調の旋律を際立たせます。続く澄んだメランコリアを紡ぐ"De Paja y Madera"(=藁や木材)にもベレン・イレーが。アップダウンで跳躍するフワッとしたメロディを持ち味とするフリアン・モウリンの作風をより印象づける役割を担っています。アコースティック・ギターの爪弾くトーンと入り組んだフォルクローレのリズムで支えるパーカッション、フルートのハーモニーと程よくモダニズムをもたらすエレクトロのエッセンス。語感を楽しむかのように"Chinchulin" と唄われるm-4 でもムルガのリズムをそれと感じさせず現代的なフォークトロニコへと発展、ウルグアイのホセ・ソバと共演した"La Vie”に続く、ボサ・ノヴァ・フレイヴァーに彩られた"Nuevos Buenos Aires" でも、実はモダン・フォークの空気観に刷新されたカンドンベ・リズムだったりします。川沿い音楽の瑞々しい旋律やリズムとインディペンデント・ポップの手法を交えて表現するフリアン・モウリンと共鳴しあう同世代のSSW たち、ルシオ・マンテルは"Lagrima Suelta"(=涙の雫)、エセキエル・ボーラは"Huinserf"とモダンなテクスチャーを持った楽曲でそれぞれ友情参加をしています。 一方でフォルクローレを普遍的なアコースティック音楽として表現しているガビ・ラ・マルファやパオラ・ガンベラーレがコーラスで参加した"Donde el cero es lucero" (=星がゼロである)、"Otro Espejo" (=もうひとつの鏡)はセンシティヴィティに富んだ佳曲で胸を打ちます。火や空気や水、唄を織り成す要素の中で、先述のベレン・イレーがフリアン・モウリンの音楽を指して「金属」と言ったことによりアルバム・タイトルが「くすんだ金属」に決まったそう。木目調の音楽を意識していたフリアンにとっては、はじめ心外でしたが、言葉の響きでこれを受け入れたと云います。ミックス・エンジニアはホルヘ・ドレクスレルやリサンドロ・アリスティムーニョ、アカ・セカを手掛けたタトゥ・エステーラ、マスタリングはマドリードで施されています。手にした途端に背筋に衝撃が走った素晴らしい傑作、お墨付き。






          そしてsold out となっておりました以下の商品が再入荷となっています。

          Ze Miguel Wisnik / Indivisivel

          Girotto, Sinesi, Bruhn / Dos Soles

          Quique Sinesi / Cuchichiando

          Sebastian Macci, Claudio Bolzani, Fernando Silva / Luz de Agua

          Ethel Coffman / Anima

          Ulises Conti / Posters Privados

          Coiffeur / El Tonel de las Danaides

          Paramo / Lejania

          Puente Celeste / Manana Domingo

          Santiago Vazquez / Mbira y Pampa





          7周年イベント

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            7周年記念イベント、たくさんのご来場誠にありがとうございました!
            店先のテラスにて晴天のなか、和やかなパーティーが成功して感無量です。
            7月16日(月・祝)、店舗は第三日曜日の振替にて臨時休業とさせていただきます。
            通販にてたくさんのご注文をありがとうございます。
            明日16日に対応させていただきます。
            お待たせしてしまいまして申し訳ございません。


            PR

            大洋レコードは東京・神楽坂のセレクトCDショップです。

            ブラジル・アルゼンチンの現在のインディペンデントなシーンからの輸入盤CDを中心にお取り扱い。

            東京都新宿区赤城下町10-10 東京メトロ東西線神楽坂駅1b出口3分。

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            が定休日です。 2022年5月26日、大洋レコード&Delicatessen として移転 OPEN。 11時〜18時の店舗営業、(土曜は14時~18時)。毎水曜・日曜・祝日定休とさせていただきます。

            03-3235-8825


            WEB通販はオフィシャル・サイト taiyorecord.com にて


            * information

            [以下の音楽雑誌に店主が寄稿しました]


            「ミュージックマガジン」ミナス特集にレコード・レビューを寄稿予定。(2022/6)


            FI MAROSTICA / VISÃO DO MAR (RCIP-0321 2021.6.30) ライナーノーツ


            ラティーナ2月号 (2020/1/20発売)

             

            「20年代はこの国の音楽に注目したい」


            e-magazine LATINA 「いま最も輝ける存在、サンパウロの女性シンガー、ヴァネッサ・モレーノへのロング・インタヴュー」(2022年2月23日)


            [国内盤リリースのご案内]

            Flor Sur Cello Trio, Airena Ortube & Julian Beaulieu / Un Solo Jazmin (大洋レコード国内盤CD 2022.7.23発売)好評発売中!


            SALOMÃO SOARES & VANESSA MORENO / YATRA-TÁ (TAIYO0041 2022.2.28) 好評発売中!


            VANESSA MORENO / SENTIDO (TAIYO0040 2021.6.26) 好評発売中!


            Carlos Aguirre / Canciones I 譜面集 46p(TAIYO0039 2020.12.26) 好評発売中!


            TINCHO ACOSTA (TAIYO0038 2020.8.28) 好評発売中!


            CHICO BERNARDES (TAIYO0037 2020.7.31) 好評発売中!


            MERY MURUA & HORACIO BURGOS / ROBLE 10 AÑOS (TAIYO0036 2020.6.13 release 限定盤) 好評発売中!


            ENSAMBLE CHANCHO A CUERDA / POSDATA (TAIYO0035 2018.12.22 release 限定盤) 好評発売中!


            FERNANDA TAKAI / O TOM DA TAKAI (TAIYO0034 2018.6.5 release) 好評発売中!


            TULIPA RUIZ / TU (TAIYO0033 2018.3.15 release) 好評発売中!


            PATRICIO PIETREK GRUPO / PAJÁRO AZUL(TAIYO0032 2017.12.04 release)

            好評販売中!


            ryosuke itoh e shiho - minha estrada (TAIYO0031 2017.6.24 release)

            販売中!


            [メディア情報]

            2022/5/31 (火) 15時 TOKYO FM 「The TRAD」 (パーソナリティ:稲垣吾郎) 生出演。初夏・新緑に似合うブラジル音楽を紹介させていただきました。


            2022/1/28 (金) 7:20分頃~ 放送予定 フジテレビCX系 『めざましテレビ』"なにわ男子のなんでやねん!" にて、長尾謙杜(なにわ男子)さんにブラジル・アルゼンチン音楽専門店 - 大洋レコードを取材していただきました。


            [記事掲載のご案内]

            2024年2月20日発売 雑誌「MINA(ミーナ)」4/5月号 "TOKYO MANIAC SHOP探訪"に大洋レコードの記事をご掲載いただいております。


            2022年12月 雑誌(ZINE) WAVE vol.2 “めくるめくCDの世界” 雨と休日さんやsnsでお見かけする100円CDディガーに8cm CD専門dj...錚々たる面々に混じって取材記事をご掲載いただきました。

            2021年11月20日発売、雑誌「散歩の達人12月号」神楽坂・飯田橋特集に当店が掲載されました!前回の掲載から何と8年ぶり、通算3回目の登場となります。


            2020年7月フリーペーパー 「新宿プラス vol.12」 #音楽のまち新宿 #武田真治 #saxplayer にご掲載いただきました。


            体験型アミューズメント・キッザニアの広報記事「キッザニアの窓」に大洋レコード伊藤のインタビュー記事とおすすめタイトルをご掲載いただきました。

            「親子で楽しむ、はじめての音楽」Vol.3 南米音楽



            女の子のスポーツライフをもっとファッショナブルに。「HBハミングバーズ」2018 Summer vol.14 に"Playlist for Summer"としてオススメ5作品の小さなレヴューを書いています。


            5/9発売 「POPEYE 6月号 "僕たちの好きな音楽。"」にて大洋レコードが掲載されます。川沿い音楽の取材も受けました。


            2018年1月末、神楽坂のアップデイトされた情報が満載の「帰ってきた!神楽坂本」(エイ出版)が発売されました。今回は"Culture 文化"のページに大洋レコードをご掲載いただいてます。ぜひ街ぶらショッピングのお供に。


            ひとまちっくす神楽坂「南米音楽と横浜ベイスターズと私。大洋レコードの伊藤亮介さん。」


            NUMBER WEB "野次馬ライトスタンド" 「ベイ戦士よ、ブラジル音楽を聴け!東京の路地裏から愛を込めて。」


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