Live act:
ryosuke itoh e shiho(大洋レコード)/ Zamba Bem / mocidade north ground / Banda Uva / pagode de mesa(brasilian acostic samba)
VJ: gsk(mocidade vagabunda)
Brasilian Foods: Bar Blen blen blen(Shibuya)
首都圏のブラジル音楽関連 DJ / musician / director / bar, shop の staff ...etc 一同に会するパーティー "Comigo"。第2回目の今年は ryosuke itoh e shiho 名義のLIVEにて、"voz, violao e flauta" の曲や古い、または新たなレパートリーを提げて参加させて頂きます!
すごく楽しみです。
Mombojo / Amigos do Tempo (ブラジル直輸入盤 2,100円税込)
ブラジル北東部出身のバンドといわれて、多くの人はマラカトゥ、シランダなど伝統リズムのアンサンブルを、或いは故シコ・サイエンスが切り拓いた”マンギ・ビート”- ロックやファンキと伝統のパーカション・リズムを掛け合わせたものを思い浮かべるかもしれません。しかし、このモンボジョだけは違いました。ダブ、ポスト・ロック、エクスペリメンタルの要素は多分に含んでいるのですが、もっともっと訴えかけるところがセンシティヴなのです。文系男子の匂いといいましょうか、マッチョな男衆を鼻で笑い飛ばす感じ(?)、大好きです。1st のNadadeNovo の繊細かつエクスペリメンタルなタッチ、そしてレーベルTrama と契約してリリースされた2nd ではセウなどのゲストも多彩にサンプリングを多用したダウンテンポさえ披露。順風満帆に見えたモンボジョですが、インタヴューなどを見るとかなりの葛藤があったそうです。フルートなどマルチ・インストゥルメンタリストだったメンバーのひとり(ハファエル・トーヘス)の逝去、のちひとりの脱退(マルセロ・カンペーロ)を経て、レシーフェとサンパウロを往来しながら、1st の頃のセンシティヴで挑戦的な感じを取り戻しながら先鋭さに磨きをかけたののが本作Amigo do tempo (=当時の友達)。タンバリン・スタジオで録りましたか?と問いかけたくなるほど(共通点を見出せるほど)、レコーディング・アートとでもいうべき”音の面白さ”と"試み"が満載されています。たまに覗かせるセンチメンタルな表情も、音の壁に頼らないで隙間を楽しむ新世代のバンドの価値観でさらに高みへ昇って行くよう。もう4年ぶりでしょうか、傑作です!