週末に到着する予定とアナウンスしておりましたアルゼンチンからの貨物。たくさんのご注文をいただいておりますタイトルと新譜を満載しておるのですが、到着しまして開梱したところ、どうにも数がおかしい。半分近くに該当する数百枚が見当たらないのです。「さては地中海かどこかに落としたか」「あるいは盗まれたか?」とガックリ肩を落とし、お待ちいただいている皆様のことを思えば居たたまれぬ気持ちになりました。
ドイツ系の大規模運送会社の調査担当部署にこの切迫した状況を説明、貨物が辿ったルートと箱の外装から中継ポイントを洗ってもらうと、ドイツのライプチヒ。ここで箱の移し替えというのを行っているそう。運輸倉庫を探してもらう手筈を整えて数時間後、見つかりました!すぐに弊社あてに送ってもらう手配をしていますので、お客様に拠っては「分納」となってしまう方もでてきてしまい、大変に申し訳ないのですが、ご注文いただいているお客様のCDタイトルは全量確保できます。手元に到着した商品から、随時発送をしてゆきますので、ご理解のほどよろしくお願い致します。
到着タイトル (予定数量の半分程度)
Carlos Aguirre Grupo / Crema (カンソン紙に描かれた水彩画が一枚ずつ異なるオリジナル仕様のShagrada Medra盤)
Carlos Aguirre / Caminos (再入荷)
Carlos Aguirre Grupo / Rojo (再入荷)
Carlos Aguirre Grupo / Violeta (再入荷)
Georgina Hassan / Como Respirar (再入荷)
2/19時点での未到着タイトル
Luz de Agua - Poemas de Juan L. Ortiz Canciones
ご迷惑をおかけしております。地球の裏側からの輸送なので、稀に誤配などが起こる事は経験もしてますし、頭の中では分かっているのですが、よりによって沢山の方にお待ちいただいている今回の荷物でこのような不手際が起きるとは、向かいようのない憤りを感じるところであります。しかし皆様方への到着のご連絡・出荷を最優先し、冷静に努めてまいりますので、ご安心のうえ今しばしお待ちください。
2/19 時点で予定数の半分量が新入荷
Francesca Ancarola & Carlos Aguirre / Arrullos (アルゼンチン直輸入盤 2,400円税込)
たおやかな歌声と流麗なピアノが水面の波沫のように白く弾け溶けて行く
-南米版”ゆりかごの歌”を集めた、優しく親密なピアノ・デュオの作品。
チリの女性シンガー/コンポーザー=フランセスカ・アンカローラと、今話題のアルゼンチン人ピアニスト=カルロス・アギーレによる名盤が上陸します。チリのユニセフの後援の下、’08年児童週間のイベントの一環として、新しい世代の子どもたちのために作られたアルバムです。チリのビクトル・ハラ、ウルグアイのダニエル・ビギリエティといったフォルクローレ大御所の曲で、子どもへのメッセージが汲み取れるものを、透明感とスケールの壮大さを感じさせてくれるカルロス・アギーレの画法で鮮やかに描いています。フランセスカ・アンカローラはサンチアゴ生まれの歌手で、英語歌唱を交えジャズ・ヴォーカルのスタイルでリリースしたアルバムが、スペイン語圏のみならず世界に波及、南米やポルトガルの名門ジャズ・フェスティバルへの参加を果たし、自身が尊敬するチリ・フォルクローレの偉大な女性歌手にして社会活動家- ビクトル・ハラのトリビュート盤では、アルタソル賞を受賞。ペドロ・アスナールやインティ・イリマニをはじめ、多くの著名ミュージシャンにゲスト歌手として迎えられ、NYのメディアでも大きくとりあげられるほどのキャリアを持つフランセスカが、ちょうど同じ頃に大作にして傑作の「Violeta」をリリースしたカルロス・アギーレと、以前からの交流(アルバム・ゲスト参加にショーでの共演 etc..)を一枚の作品へと昇華したのが本作。アルタソル賞2009では、オルタナティブ・ミュージック部門でノミネートされました。
Quique Sinesi / Cuchichiando ( Leguizamon x Sinesi ) (アルゼンチン直輸入盤2,300円税込)
フォルクローレやタンゴをベースに現代音楽からインプロ・ジャズまで含有するコンテンポラリー・アートなインスト音楽。驚愕のテクニックを持ち、それを一つの美しく澄んだ音楽の流れにさりげなく溶かし込めることのできる、ミュージシャンというより音楽家といった方が相応しい存在がこのギタリスト/コンポーザー、キケ・シネシ( '60 BsAs 生 ) 。ラプラタ音楽をテーマに話題のカルロス・アギーレと共演したり、クラリネット奏者のマルセロ・モギレフスキーとのデュオ・アルバムが評判となったり、遡ればドイツでリリースされた国際的なジャズメンのチャーリー・マリアーノ(s)、マルクス・ストックハウゼン(tp) との共演盤が大きな評価を得たりで、ここ日本でも生ギター、クラシック・ギター・プレイヤーのマエストロとまで崇められる存在です。さて新しく録音された今作は多くのフォルクロリスタ、ミュージシャンから敬愛される偉大な作詞家/コンポーザー - グスタボ・”クチ”・レギサモンの作品の哲学的感性と、水彩画のようなタッチで描かれる21世紀のフォルクローレ流儀が出会うという注目の作品。ナイロン弦の7弦ギターを絶妙なタッチで奏でるシネシの技と一音ごとに込められた魂の響きにハッとさせられます。女流ピアノ奏者/シンガーのノラ・サルモリアがvo を取るChacarera del Nolgadoともう一曲を除き、ギター+一つ二つの楽器のみという少ない音数のインストゥルメンタルながら、フアン・ファルー(g)、サンチアゴ・バスケス(per)、M.モギレフスキー(笛、cla)、ルシアナ・フリィ(vo)、オラシオ・ロペス(drs)、マチアス・ゴンサレス(acoustic bass)と曲毎に異なるゲストを迎えて、化学反応を起こしています。ジュエル・ケースに印刷が施された特別仕様です。
Gabi La Malfa / Sol de Invierno EP (限定販売・ハンドメイド8cm CD-R *本文後半の注意書きをお読みください。1,290円税込 )
カルロス・アギーレ・グルーポの諸作をはじめ、時代はCD商品も”ハンドメイド”がキーワード。デジタル・フォーマットであるCDにしても人の手の温もりが伝わるような商品を皆が求めているように感じます。
ナイロン弦ギターから紡がれる、澄み切ったアルペジオの余韻。ナチュラル・アコースティックとはこの事かとハッとさせられるのが、まるで水彩画を思わせる淡いトーンの唄声。ミュージシャンズ・ミュージシャン的存在で、多くのヌエボ・フォルクロール新世代から一目置かれる存在だった彼女が、三年の年月を掛けじっくり育んだ初のフル・アルバム "SOLAZ" で一躍インディペンデントなシーンに躍り出たのは08年。遅咲きの存在ながら、余分が一切ないミニマム・アコースティックな音像でここ日本でも評判となりました。そのガビ・ラ・マルファが、完全ホームメイド(受注生産)の形でお届けするのが4曲入り8cmCD盤。シンガーソングライターとしての実力を存分に発揮する2曲に、ウルグアイの先達たちグスタボ” el principe " ペナの曲に、エドゥアルド・マテオのカヴァー。どれもラプラタ川流域音楽のエッセンスを十二分に含んだアレンジで、タブラやボンボを用いたさりげないパーカッションのムルガやカンドンベ・リズム、流れに載ったボートのような揺らぎを与えるアコーディオン、そして瑞々しさの中にリッチな響きを与えるコーラス・ワーク。Sol de Inverno ( = 冬の太陽)の光、そして幼少期に見た原風景の感動を追体験できるプリミティヴな音楽です。
*注意 本商品は8cmCD です。以前の日本でシングルCDとして見られたあの大きさの盤です。スロット・ローディング式(スライドさせてCDを挿入するタイプ)のプレイヤーでは掛からない、または機器に入れる事自体が故障の原因となるものもございます。トレイにCDを載せる方式のプレイヤーでしたら、8cmの溝が切ってあると思いますので大丈夫です。スロット・ローディング式のプレイヤーをお使いのお客様は8cmのCDに対応しているか、プレイヤーの説明書をご確認ください。