下町お取り寄せ朗らかサンバと変態系
「下町お取り寄せグルメ / "1週間"編集部編」
に大洋レコードが紹介されています。"Maki-Takai No Jetlag"も一緒に。
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さて昨日にブラジルから入荷がございましたが、不況なんて吹っ飛ばせと、やはり”朗らかな”サンバが心地よく響きます。サンバでもここに紹介する陽光を浴びたかのように”朗らかな”メロディが詰まっていて、木管楽器が入った柔らかいタッチのものが、たとえ沈んだ気持ちでも底から押し上げてくれるようで嬉しくなってしまいます。
pedro miranda / PIMENTEIRA (ブラジル直輸入盤CD 2,100円税込)
テレーザ・クリスチーナ&グルーポ・セメンチの一員として、またサンバ通の間で大きな話題となったマウロ・ドゥアルチ・トリビュート盤のサンバ・ヂ・ファトの一員として、また柔らかくしなやかなサンバを聴かせてくれた1stソロ作でも、パンデイロをはじめとする打楽器を担当、同時にその素晴らしい唄声をも披露しラパの若手サンビスタ指折りの存在として大きく飛躍を続けてきたペドロ・ミランダ。2ndとなる本作ではネルソン・カヴァキーニョ、エルトン・メデイロス、ネイ・ロペス、パウロ・セーザル・ピニェイロといったポルテーラの流れを汲むサンビスタたちの逸曲に、バイアーノ詩人ホキ・フェヘイラのレパートリーに加え、エドゥ・クリエジェル、モイゼス・マルケス、フビーニョ・ジャコビーナという新世代の作品も採り上げています。ギターを持った探検者 - ルイス・フェリーピ・ヂ・リオマの野心に満ちたプロデュース。
http://www.myspace.com/pedrinhomiranda
- エルトン・メデイロスは書きます「Pimentitila ("山椒小粒でピリリと辛い" 的ブラジルのことば) は我々のサンバに対する正式なやりかたで喜ばしてくれるだけでなく、我々の誇るとても愛されるブラジルの文化をも救います。」ベテランはこうも推します「このディスクには成功が詰まってます」[現地レーベル資料より]
そして、そして、アヴァン・ポップ且つ現代音楽的エクスペリメントな響きさえ持ったブラジル音楽、この盤でエキセントリックに聞き惚れて!
Julio Dain / Apenas Humano (ブラジル直輸入盤CD 2,200円税込)
先鋭的な感触のリズムと、特徴的な音色の出し引き。つやのあるクルーナー・ヴォイス。ピアノからローズまでを操るコンポーザーでシンガーのジュリオ・ダインがアクアレイア・カリオカの人脈と作り上げたアルバムがすごい。マルコス・スザーノにルイ・コインブラ、マリオ・セーヴィ、そしてオルケスタ・インペリアル界隈からペドロ・サー(g)、マルセロ・コスタ(drs, カエターノにカルカニョットのバンド)、ブルーノ・ミギリアーリ(b, アナ・カロリーナ)、セルジオ・ヘージ(drs, イヴァン・リンス、アンドレ・メーマリ)、そしてコーラスに女性3声ボサ・ソフトロック・グループのフォリア・ヂ・トレスが参加。エレクトロニクスにスネアのゴーストノート、コントラバスにチェロ、ジャジーなピアノに女性コーラスにボサ・ノヴァ、と高度なスキルに加え最前線のモダナイズが施された傑作。
http://www.myspace.com/jdain
フランスでショート・フィルムにスペクタクルな音楽を付けたりという活動もしていました。
では良い週末を!
- 2010.01.29 Friday
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- 20:21
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