ライヴ鑑賞三昧

0
    すっかり涼しくなりました。私はと言えば、この1,2週間でDJ出演1つ、そして5つものライヴを観に行く機会に恵まれました。この間は勝手ながら店を早じまいしたりとご迷惑をお掛けしました。

    9/17 (木)Partideiros do Cacique 青山 meets CAY
    ブラジルのサンバ・バンドの来日公演。6人横一列に並ぶ、いわゆるパゴーヂ編成のパルチデイロス。リオ・デ・ジャネイロで歌い継がれるサンバの名曲をメドレーで矢継ぎ早に繰り出し、お客さんも踊る、踊る。切れの良い演奏とメンバー皆で唄い回すさまが、実に本場の雰囲気でした。

    9/21 (月・祝)神楽坂収穫祭 Mine
    良く飲みに行っている1coin bar ”鉱山”の系列店で行われたDJパーティー。フランス人のみならず、イギリス人と日本人も入り混じって盛り上がりました。大洋レコードで扱っているサンバやエレクトロ・ポップを中心に掛けました。

    9/22 (火・祝)野宮真貴リサイタル Beautiful People 恵比寿ガーデンホール
    Maki-Takai No Jetlag のリリースを控え、楽しみに行って参りました、野宮さん一年に一回のリサイタル。Keita Maruyama の美しい衣装を早着替えでつぎつぎとお召しかえ、イーディーやオードリー...歴代の美しい女性たちになりきるというコンセプトのショー。ピアノだけをバックにエレガントに、菊池成孔+元FUTON のMomoco Motion にドラムス、Motocompo のメンバーもショルキーを抱えて登場、ニューウエーヴ・テイストに、それぞれ新たにアレンジが施されたPizzicato Five のナンバーやスタンダードも原曲を知っているだけに嬉しさが込み上げました。非日常を体験した夜、エンターテイメント。

    9/23 (水・祝)Sanseverino, Angelo Debarre + Ludovic Beier
    以前の来日時に見逃しているのサンセヴェリーノと、フロント・アクトのアンジェロ・デバール+ルドヴィック・ベイエールは”ジプシー・スウィング最高峰”とコメントをつけてCDを紹介していたこともある腕利きのアコーディオン+ギター。ウッドベースともう一本のギターを加えてのプレイは超絶過ぎて、まどろんでしまいそうになるほど心地よくスウィングしてました。サンセヴェリーノも最新作のビッグバンドでやるのかと思いきや、ウッドベースにヴァイオリン、二本のギターを加えたジプシー・スウィングの編成で登場。噂に聞いていた早口で捲し立てるパフォーマンスや高いテンションでペットボトルを投げ倒したりするショーはさながら芸人のよう。インフル予防のマスクをして唄おうとして笑いをとったり、フランス語だけのMCでしたがショーマン・シップに溢れてました。最後にマイナー・スウィングなどの有名曲を全員でセッション。

    9/25 (金)Vitor Ramil + Marcos Suzano feat. Katia B 代官山UNIT
    ブラジル南部のシンガー・ソングライター - ヴィトール・ハミルとパンデイロをはじめとするブラジル・パーカッションの革新的な奏法をイノヴェイトしつづけるマルコス・スザーノのデュオ。ウルグアイ国境に近い所が出身だというヴィトール・ハミルの音楽。マイナー調のメロディが振りまく哀愁と、希望をうたいあげるかのような澄んだ唄声も相まって、目を瞑ると潮の香りがしてきそうなほど。一方カホーンとパンデイロにエフェクトを噛ませて、一気にサウンドをハイブリッドな装いへと昇華させていたマルコス・スザーノのパーカッションの域を超えたプレイに驚き、カチア・ベーの優美な佇まいにもうっとりしてしまいました。ホルヘ・ドレクスレルの曲をプレイした際、思わず仰け反るくらいに感動しました。良いものを見せていただきました!

    9/27 (日) サンガツ、NRQ  箱庭療法 代官山晴れたら空に豆まいて
    ポスト・ロック界にその名を轟かせる音楽集団サンガツのライヴが代官山で昼間から開催。ビーカーズをサポートしてくれているドラムスのKLBがサンガツに参加しています。左右に位置したE.ギターがヴォリューム・ペダルで交互に音を割り振ったり、4人のドラムスがシンバルを回したり、複合リズムを生み出したり、とロックの楽器を使ったオーケストラという風情で、コンセプチュアルなショーでした。

    どのショーもミュージシャンたちが培った”お楽しみあれ”の精神が、間近に、実体験としてふんだんに感じることが出来、充実した日々でした。

    さて今週は日曜日にダブルヘッダーで催しがあります。

    10月4日 (日)
    12:00 - 神楽坂 青空フェスタ (雨天時は中止)
    神楽坂通り(早稲田通り)路上に神楽坂商店街振興組合加盟店鋪がそれぞれワゴンを出し、工夫を凝らした商品を売るという企画に大洋レコードが参加します。輸入盤在庫からお安くした品を青空市で売る予定です。
    また、beakers f.j. / bossa japa nova CD発売中の営業活動の一環として、この青空市内でbeakers duo (伊藤亮介 vo,g / 伊藤志保 flute) としてポケット・ショーを行うかも知れません。詳細は追ってアップします。

    19:00- 高円寺コネクシオン (杉並区高円寺南4-23-4 中銀高円寺マンシオンB1)
    TVやラジオ、イベント”地中海ヴァカンス”でおなじみシリルさんをはじめ、豪華DJ陣が集うBarでのパーティー。伊藤亮介ソロ ( beakers f.j. - bossa japa nova ]での出演です。

    "高円寺的関係 Les liaisons a la koenjienne”

    ◆DJs: ・Cyril Coppini(MedVacances、FrancAcTube) ・佐藤彰(Voice) ・イシダ
    ◆Live: ・Ryosuke Itoh(beakers f.j. / 大洋レコード) ・バロンなかざわ

    Charge Free !!

    よろしくお願いします。

    Fernanda Takai のインタヴュー&スタジオ・ライヴ

    0
      絶賛発売中の

      「フェルナンダ・タカイ

      /ルース・ネグラ ライヴ (CD+DVD)」

      (TAIYO 0012)



      ですが、ここには大ヒット作「彼女の瞳が輝く処」には未収録の新レパートリーが収録されています。ブラジルでは良く知られた一流誌 "Veja "のオンライン版にて、この新レパートリー("Voce Ja Me Esqueceu" --- Fred Jorge作, "There must be an angel" --- Eurythmics, "5 Discos ---Fernanda Takai - John Ulhoa 書き下ろし)に "Kobune (O Barquinho) " ---Ronaldo Boscoli - Roberto Menescal - version : Ryosuke Itoh と4曲ものスタジオ・ライヴが動画で掲載されています。2007年の来日時に行われた Pato Fu Pocket Show を彷彿とさせる、フェルナンダ - ジョン2人だけのアンプラグド、ギターと歌だけの演奏。シンプルな演奏の中に曲の魅力が凝縮されていて、フル・セット5人編成で大勢の観衆とライティングにクレーン・カメラを前にした「ルース・ネグラ ライヴ」をお持ちの方も、ご購入をご検討の方もどうぞご一見ください。ポルトガル語の分かる方はインタビューもどうぞ!
      ↓↓↓↓↓
      VEJA ON-LINE "Fernanda Takai"




      なお、誠に勝手ながら連休中の営業時間を下記のように変更させて頂きます。
      9月22日(火・祝)12:00 - 17:30
      9月23日(水・祝)12:00 - 17:00

      どうぞよろしくお願いします。

      MAKI-TAKAI FLYER、本日営業中

      0
        定休日と設定した第3日曜ですが、通称”銀週間”ということで大洋レコードの店鋪は営業をしております。近くの赤城神社(建替え中)では例大祭が行われており、露店でたこ焼きやスーパーボール掬いが賑わっています。どうぞお立ち寄り下さい。尚、土日祝は~夜19時までの営業とさせていただいております。

        フロント・デザインも上がり、遂にベールを脱ぐ
        [ MAKI-TAKAI NO JETLAG ]

        10月20日発売予定です。どうぞお楽しみに!






        また9月22日には野宮真貴リサイタル vol.3 Beautiful People が恵比寿のガーデンホールで行われます。今回はバンド編成も入り、衣装もKeita Maruyama、歴史を着こなした女・女たち-がテーマ ということで楽しみです。昼の部の方に若干のお席があるようですので、行こうかと迷っていらっしゃる方、お早めにどうぞ! 公式ページ→

        ■開催日時 2009年9月22日(火・祝)
        マチネ 13:30 開場/14:00 開演(追加公演) ソワレ 18:30 開場/19:00 開演 
        ■会場 恵比寿ザ・ガーデンホール  " target="_blank">http://gardenplace.jp/event/beautifulpeople.html


        そして神楽坂近辺の方、明日の21日(月・祝)夜22時- (20時位から飲めます)
        大洋レコードの旧店鋪近く、KAGURAZAKA MINE (新宿区神楽坂3-2、Century 21のビル5F)で ノーチャージ DRINKS ALL 500yen にて DJイベント「神楽坂果樹園収穫祭」が行われます。私、伊藤 DJ 出演しますので何方様もよろしかったら是非!


        さくらメント

        0
          目の前のゲストハウスがSAKURA HOUSE。元は銭湯だったのでしょう、名残があります。デザインフェスタを主催する会社さんが運営している、海外からの旅行者の人たち御用達の常駐宿です。


          こちらはSacramento, Marcos。


          Marcos Sacramento / Na Cabeca (2,400円税込 ブラジル輸入盤)
          シルク・タッチの上品さを備えた唄声を持つサンバのインタープリーター(自分で曲は書かず、作家の作品を表現することに専念する人のこと)といえばマルコス・サクラメント。2009年新作はかつてピアノ・デュオを録音しているカルロス・フッシ・プロデュースの下、”ショリーニョ” =ショーロ的なギター(6弦2本+7弦1本)・アンサンブルのみをバックに唄うという、究めてアコースティックな音場ながら、その発想に意外性のある作品。ここで6弦を弾くルイズ・F・アルコフラやゼー・パウロ・ベッケル(モイゼス・マルケスとの共作)の曲をはじめ、ノエル・ホーザにカルトーラ" sim"、シコ・ブアルキの” a rosa "... 7弦のホジェリオ・カエターノも含め曲毎にアレンジ・リーダーが立ち代わり、三本のギターがめくるめくフレージングを繰り広げる中を心地良さそうに魅せ唄う男性シンガー - マルコス・サクラメント。ブラジル一級のアコースティック音楽の極みがここにあります。



          トピック

          0
            新店舗では目の前に自販機があるので、つい冷たい缶コーヒーに0カロリー・コーラにデカビタにと清涼飲料水のとりこになってしまいます。移転準備の真夏から幾つのコインを投入したことやら。

            今秋に大きなトピックとなるだろう傑作のリリースを控えてまして、昼夜気を揉んでおるのですがそんな時にキリッと冷えた炭酸が堪えます。

            この大きなトピック、本決定したタイトルをここに発表します!

            [ MAKI-TAKAI NO JETLAG ]
             
            さてさてどんな作品となるのか、ご想像してみてください。
            期待は裏切りません!


            PR

            大洋レコードは東京・神楽坂のセレクトCDショップです。

            ブラジル・アルゼンチンの現在のインディペンデントなシーンからの輸入盤CDを中心にお取り扱い。

            東京都新宿区赤城下町10-10 東京メトロ東西線神楽坂駅1b出口3分。

            2024年3月
            1 2
            3 4 5 6 7 8 9
            10 11 12 13 14 15 16
            17 18 19 20 21 22 23
            24 25 26 27 28 29 30
            31
            が定休日です。 2022年5月26日、大洋レコード&Delicatessen として移転 OPEN。 11時〜18時の店舗営業、(土曜は14時~18時)。毎水曜・日曜・祝日定休とさせていただきます。

            03-3235-8825


            WEB通販はオフィシャル・サイト taiyorecord.com にて


            * information

            [以下の音楽雑誌に店主が寄稿しました]


            「ミュージックマガジン」ミナス特集にレコード・レビューを寄稿予定。(2022/6)


            FI MAROSTICA / VISÃO DO MAR (RCIP-0321 2021.6.30) ライナーノーツ


            ラティーナ2月号 (2020/1/20発売)

             

            「20年代はこの国の音楽に注目したい」


            e-magazine LATINA 「いま最も輝ける存在、サンパウロの女性シンガー、ヴァネッサ・モレーノへのロング・インタヴュー」(2022年2月23日)


            [国内盤リリースのご案内]

            Flor Sur Cello Trio, Airena Ortube & Julian Beaulieu / Un Solo Jazmin (大洋レコード国内盤CD 2022.7.23発売)好評発売中!


            SALOMÃO SOARES & VANESSA MORENO / YATRA-TÁ (TAIYO0041 2022.2.28) 好評発売中!


            VANESSA MORENO / SENTIDO (TAIYO0040 2021.6.26) 好評発売中!


            Carlos Aguirre / Canciones I 譜面集 46p(TAIYO0039 2020.12.26) 好評発売中!


            TINCHO ACOSTA (TAIYO0038 2020.8.28) 好評発売中!


            CHICO BERNARDES (TAIYO0037 2020.7.31) 好評発売中!


            MERY MURUA & HORACIO BURGOS / ROBLE 10 AÑOS (TAIYO0036 2020.6.13 release 限定盤) 好評発売中!


            ENSAMBLE CHANCHO A CUERDA / POSDATA (TAIYO0035 2018.12.22 release 限定盤) 好評発売中!


            FERNANDA TAKAI / O TOM DA TAKAI (TAIYO0034 2018.6.5 release) 好評発売中!


            TULIPA RUIZ / TU (TAIYO0033 2018.3.15 release) 好評発売中!


            PATRICIO PIETREK GRUPO / PAJÁRO AZUL(TAIYO0032 2017.12.04 release)

            好評販売中!


            ryosuke itoh e shiho - minha estrada (TAIYO0031 2017.6.24 release)

            販売中!


            [メディア情報]

            2022/5/31 (火) 15時 TOKYO FM 「The TRAD」 (パーソナリティ:稲垣吾郎) 生出演。初夏・新緑に似合うブラジル音楽を紹介させていただきました。


            2022/1/28 (金) 7:20分頃~ 放送予定 フジテレビCX系 『めざましテレビ』"なにわ男子のなんでやねん!" にて、長尾謙杜(なにわ男子)さんにブラジル・アルゼンチン音楽専門店 - 大洋レコードを取材していただきました。


            [記事掲載のご案内]

            2024年2月20日発売 雑誌「MINA(ミーナ)」4/5月号 "TOKYO MANIAC SHOP探訪"に大洋レコードの記事をご掲載いただいております。


            2022年12月 雑誌(ZINE) WAVE vol.2 “めくるめくCDの世界” 雨と休日さんやsnsでお見かけする100円CDディガーに8cm CD専門dj...錚々たる面々に混じって取材記事をご掲載いただきました。

            2021年11月20日発売、雑誌「散歩の達人12月号」神楽坂・飯田橋特集に当店が掲載されました!前回の掲載から何と8年ぶり、通算3回目の登場となります。


            2020年7月フリーペーパー 「新宿プラス vol.12」 #音楽のまち新宿 #武田真治 #saxplayer にご掲載いただきました。


            体験型アミューズメント・キッザニアの広報記事「キッザニアの窓」に大洋レコード伊藤のインタビュー記事とおすすめタイトルをご掲載いただきました。

            「親子で楽しむ、はじめての音楽」Vol.3 南米音楽



            女の子のスポーツライフをもっとファッショナブルに。「HBハミングバーズ」2018 Summer vol.14 に"Playlist for Summer"としてオススメ5作品の小さなレヴューを書いています。


            5/9発売 「POPEYE 6月号 "僕たちの好きな音楽。"」にて大洋レコードが掲載されます。川沿い音楽の取材も受けました。


            2018年1月末、神楽坂のアップデイトされた情報が満載の「帰ってきた!神楽坂本」(エイ出版)が発売されました。今回は"Culture 文化"のページに大洋レコードをご掲載いただいてます。ぜひ街ぶらショッピングのお供に。


            ひとまちっくす神楽坂「南米音楽と横浜ベイスターズと私。大洋レコードの伊藤亮介さん。」


            NUMBER WEB "野次馬ライトスタンド" 「ベイ戦士よ、ブラジル音楽を聴け!東京の路地裏から愛を込めて。」


            selected entries

            archives

            recent comment

            • Xマス・シーズンにぴったりのブラジル音楽・オムニバス形式の一枚
              sknys
            • Xマス・シーズンにぴったりのブラジル音楽・オムニバス形式の一枚
              伊藤亮介
            • Xマス・シーズンにぴったりのブラジル音楽・オムニバス形式の一枚
              sknys
            • 再入荷状況 + 街のひとweb記事 + ラジオ出演のお知らせ
              伊藤亮介
            • 再入荷状況 + 街のひとweb記事 + ラジオ出演のお知らせ
              立野 BUN 博一
            • 夏季休業のお知らせ+崇高なギター四重奏・クアテルナーリアの新譜
              Kazuo Ota
            • 夏季休業のお知らせ+崇高なギター四重奏・クアテルナーリアの新譜
              伊藤亮介
            • 夏季休業のお知らせ+崇高なギター四重奏・クアテルナーリアの新譜
              Kazuo Ota
            • ダークなトーンから一筋の光をあてるような夢想の精神、ルシオ・マンテル
              伊藤亮介
            • ダークなトーンから一筋の光をあてるような夢想の精神、ルシオ・マンテル
              sknys

            recommend

            links

            profile

            書いた記事数:2078 最後に更新した日:2024/03/15

            search this site.

            others

            mobile

            qrcode

            powered

            無料ブログ作成サービス JUGEM