this independent pop !
大洋レコードではアルゼンチンの首都を”ブエノス・アイレス・インディペンデント・ポップ都市”と位置づけ、この独創的でメランコリックで国旗のカラーの様に”蒼く”煌めくミュージックたちにスポットを当てて参りました。ライセンス国内盤でリリースした「ロサル/私の皇帝陛下」、「フローレンシア・ルイス/ティエンブロe.p.」、そして大変好評をいただいてます最新リリースの「トマス・レブレロ・イ・エル・プチェーロ・ミステリオーソ/ヌエバ・カン・ゼ・オン(新観世音)」
エロティックな年=’69年にアルメンドラを率いデビューして以来、いまだにアルゼンチン・ロック界にインパクトを与え続けるルイス・アルベルト・スピネッタ。彼をはじめとするアルゼンチン・ロックの遺伝子は欧米から流入するムーヴメントを瞬発的に凌駕してしまうくらいに現在もなお息衝いています。あくまで独自の観点で。迎合する事なく。
入荷中輸入盤2タイトルをご紹介!
Marcelo Ezquiaga / Un Buen Pescador (2,300円税込)
元はミ・トルトゥーガ・モントルーというバンドを率い詩情あふれる作品を発表してきたマルセロ・エスキアーガ。ソロとなって初のアルバムは自らが鍵盤を弾き唄い、ベースにドラムスというピアノ・トリオ(ギターレス)の編成で登場。エレクトロ・エレメンツやモーグをNWモダンな風味付けに用いたサウンドは、ソフトマシーンやカンの捩じれた冒険心を想起させ、メランコリックに水面を滑るようになめらかな唄のメロディは全てのポップ・ミュージック・ファンの心を惹き付けて止まないでしょう。周辺人脈も近しいルーカス・マルティのソロ作とも通ずる「疾走する突き抜けた蒼さ」が満開となった作品。これぞポップ革命、無駄な曲が一切無し、想いの丈を13曲の詩情と唄、先鋭的なサウンドに訴えた、素晴らしいアルバム。
Lucas Marti / Pon en Practica Tu Ley (2,300円税込)
革命児ルーカス・マルティ。ヴァリアス・アルティスタスとしてルーカスの曲を女性シンガーが唄うという企画盤をリリースするとほぼ同時に進んでいた移籍後初、自身の4枚目のソロ・アルバム。今回もフェミニンなアコースティック・ポップのバンド- ロサルのエセキエル・クローネンブルグが共同プロデュースとベースで参加。そしてエキセントリックな女流パフォーマー/パーカッショニスタとして知られるマリアナ・バラフの兄弟であるマルセロ・バラフが何と全編をシモンズの”エレクトリック・ドラム”をプレイという形で参加。そうです、これは80年代には演奏力の問題でなし得なかったであろう、NWガレージ/ポスト・パンクのサウンドとユーロ・プログレの劇的メロディ展開の融合を、ディスコ・パンク旋風が吹き荒れた後の現代感覚のバンド・サウンドで取り戻そうという、エレポップ・レコンキスタ運動とでも呼びたい一枚。やはり天才 !! ロサルのマリア・エスキアーガ (m-10 Rosada Tarde)、チリ出身のハビエラ・メナ(m-6 Date y Dame) 参加。
余りの衝撃にここ数ヶ月、コメントが付けられずウェブにアップできなかったのは秘密です。
こちらはPV、w/ Javiera Mena
こちらはLIVE、髪型が!
- 2009.04.29 Wednesday
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- 16:33
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