初の冬期向けオリジナル商品、プルオーバー・パーカーが到着しました!10.3オンスのしっかりした造り、裏起毛タイプでなかなか温いやつです。
! Comamos ! =さぁ食べよう、という意味です。
Jr.S (女性用)、M、Lの3サイズ、色はミックス・グレーのみです。
店頭で4,600円(税込) となっています。よろしくお願いします。
=お知らせ・
偽装国内盤にご注意!=
世界各国、多様な音楽を愛好し常日頃よりCD・DVDをお買い上げ頂いている皆さん、いつもありがとうございます。こちらを見て頂いている皆さんに知っておいて頂きたい事があります。哀しい現実ですが、アルゼンチン盤などの分野で一部の業者が”輸入盤”を”国内盤”に偽装して販売するケースが見られます。
なぜこのような企てが行なわれるのでしょう?
1. 円安の昨今において一概には言えませんが、通常の国内盤を製作するためには、ライセンス契約を結ぶための話し合い、印税計算やプレス費用に印刷代、手間もお金も時間も掛かります。これを省いたいわゆる”手抜き”工作でコストを節約しようという魂胆でしょうか?
2. 直輸入盤に解説を封入して国内のバーコードを取得、「これは国内盤だ」と言い張れば、例え先に直輸入盤が出回っていても別な商品である、と見なされ注文を受けることができる。
3. 一部音楽雑誌のレコード・レヴューで国内盤はカラー、輸入盤は白黒と分けているところもあるため、より良い雑誌掲載条件を見込んでの事と思われます。
ちなみに日本には公正取引委員会という機関がありまして、特に2.は独占禁止法第19条8項
”欺瞞的顧客誘因”(*1)に抵触する違法行為です。また巷でも話題の産地偽装は不当競争防止法第2条13項に定められた
"原産地等誤認惹起行為 "(*2)にあたります。
(*1)欺瞞(ぎまん)的顧客誘因 - 商品の内容や取引条件について、実際のものや競争業者のものより、著しく優れている、著しく有利であると誤認させることにより、競争業者の顧客を不当に誘因すること。
(*2)原産地等誤認惹起行為 − 商品・役務(サービス)やその広告・取引用の書類・通信に、その商品の原産地・品質・内容・製造方法・用途・数量、役務の質・内容・用途・数量について誤認させるような表示を使用したり、その表示をして役務を提供する行為
では何が問題なのでしょうか?「解説が読めればそっちの方が良いです。」とお思いの方もいらっしゃるでしょう。
・アーチストにとってはライセンス契約に伴う印税収入、招聘など得られるべき権利、自身の音楽へ愛情を持って接してくれるはずの人たちとの交流機会、様々なものが損なわれる不当な独占行為です。
例えばA社が「B」というアーチストの偽装国内盤を流通させたとして、業界大手のC社内に「B」が大好きなディレクターが居たとします。C社のディレクターは2000枚相当の契約金を持ってライセンス契約を結ぼうとしたのですが、先に偽装の国内盤が流通しているためC社内の会議で許可が下りませんでした。一番損をするのは誰でしょう?
答え:「B」が大好きな購入者、そしてアーチストの「B」です。何故なら国内盤をリリースしようというディレクターは日本向けにボーナストラックの音源を探すことも多く、また自身が愛情を持っているアーチストについて”素晴らしさを分かってもらいたい”と歌詞の対訳や解説、ジャケット・ワークに至るまで細かい配慮をすることでしょう。契約書には「アーチストの作品に敬意を払い、これを扱う。」という一文が盛り込まれることもあります。正規国内盤がリリースされないことによって、皆さんがボーナストラックや手の込んだ解説・歌詞対訳を手にすることが出来なくなってしまいます。
偽装国内盤の見分け方としては以下のような事柄が挙げられます。
-CDの盤面、ジャケット(裏面)への
1.(P)”日本のレーベル名”、”ロゴ”、”under exclusive license (rights) of OO" などの表記
2. 原産地表記 -made in japan など
3. JASRAC許諾番号表記
大洋レコードは偽装国内盤の取り扱いは
一切いたしておりません。国内盤は
ライセンス契約を締結し、
日本でプレスされたmade in japanの”国内盤”のみリリースしております。また通常の輸入盤にはお客様へのサービスとしてコメントをつけておりますが、シュリンクを切らず未開封のまま半透明の帯紙やシールを用いて
”直輸入盤”の表記を入れております。
偽装国内盤とは、
音楽への
愛情を失った業者が
目先の微々たる日銭と
見栄や
エゴに酔った行為であると考えます。音楽に感動したり、音楽の話題で友人と打ち解けたり、演奏の喜びを知っていたり、踊ったり、そんな経験を少しでもお持ちなら、このような
冒涜行為など出来る訳がありませんから。
2011.3.10 追記 :
twitter, blog でご賛同下さった方、どうもありがとうございます。
私たちはこの2007年の記事を書く際に、アーチストとその会社間に何らの契約もない事を確認しています。この際は、あらかじめ輸入で動きの良いと思われている作品を"まとめ買い"で安く仕入れているだけということをレーベルを通じて確認いたしました。メキシコ盤などの中には、アーチスト本人が、日本人の旅行者の方から日本盤らしきものが出ている事を聞かされる始末だそうです。内側のことは公表すべきではない、という意見もありましょうが、正規日本盤を愛情をもって作られている素晴らしい人たちと接する機会もあり、この方達の利権を守る為にも声をあげるべきだと決断した次第です。既に、弊社では公正取引委員会へ本件について申立て済みです。