明日土曜日16日の営業時間ですが、開店が14時を過ぎる可能性があります。一旦 15:00~18:00とさせてください。
[機内放送のお知らせ]
昨年夏、飯田香織さん、佐藤優樹さん、本間アナウンサーに店を取材していただいた、「キタコイ」(HBC北海道放送) の神楽坂回が、4月よりAir Do ! 国内便(札幌ー羽田など) の機内サブスクサービスで視聴できることになりました!飛行機に乗る際にはぜひ観てください。
[新入荷案内ブラジル]
今回の仕入れでジョアン・ジルベルトのLPと並び、当店的に目玉と目しているのがこの新作LPです。檄プッシュ。
*ロマンチックで詩的な慕情を醸し出すことに長けたミナス出身セーザル・ラセルダ、声とギターのレコードを発表!
CESAR LACERDA / DECADA (ブラジル直輸入盤アナログLPレコード新品 6,710円税込+送料)
ジョアン・ジルベルトをはじめ、ギター1台を爪弾き歌い出すだけで辺りの空気を一変させ、自身の表現の世界に惹き込むことのできる稀有なシンガー・ソングライターたちがこの世には存在しています。現地専門誌・メディアで2010年代に登場した注目すべきソングライターとして数えられるこのセーザル・ラセルダもそのひとり。1987年ミナス・ジェライス州ヂアマンチーナ出身で現在はサンパウロを拠点とするS.S.W.。2013年に1stアルバムをリリースして以来のキャリア10周年を祝う本作は、シンガーのフィリッピ・カットーが起案したプロジェクトで、ガル・コスタやマリア・ベターニアが歌ってセーザルのキャリアを大きく飛躍させたm-4"Minha Mãe"(ジョルジ・マウチネルとの共作)、ルイス・ガブリエル・ロペスやルイザ・ブリーナらミナス連邦大学勢と共作、L.G.ロペスのソロ作のタイトルにもなったm-5"O Fazer de Rios"、ボサ・カリオカ・スタイルのm-11"Espiral"は共作者のセウマールがアルバムで収録、と13曲中6曲が他のアーチストに提供した楽曲のセルフ・カヴァー。傑作「Tudo Tudo Tudo」に収録のm-2“Isso Também Vai Passar”やホムロ・フローエスとの共演作「O meu nome é qualquer um」に収録のm-8"Faz Parar"、「Paralelos & Infinitos」に収録のm-9"Touro Indomável"など自身のアルバムに収録された佳曲も、声とギターのみのヴァージョンで再解釈。パートナーのヴィクトリアと敬愛する詩人のレオナルド.フローエスに捧げたm-7"O Amor Fincou Raizes Por Aqui"など、気候変動や紛争で揺れ動く世界に光の筋を与えんと書かれた新曲も2曲。ひとつの楽器、ひとりの声、で作り上げた作品だからか、統一感があり、とてもコンセプチュアル。部屋の空気を柔らかくしてくれる極上の一枚です。2024年3月現在、LPとデジタルのみでのリリースとなっています。
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今週土曜日16日の営業時間ですが、開店が14時を過ぎる可能性があります。一旦 15:00~18:00とさせてください。
[機内放送のお知らせ]
昨年夏、飯田香織さん、佐藤優樹さん、本間アナウンサーに店を取材していただいた、「キタコイ」(HBC北海道放送) の神楽坂回が、4月よりAir Do ! 国内便(札幌ー羽田など) の機内サブスクサービスで視聴できることになりました!飛行機に乗る際にはぜひ観てください。
[再入荷のお知らせ]
昨日久しぶりにブラジルからの仕入れ貨物が到着しまして、以下の売り切れておりました商品が再入荷となっております。輸送運賃や仕入れ値の高騰につき、入荷頻度も年々少なくなっておりますので、ぜひこの機にお求めください。
Salomão Soares, Vanessa Moreno / Chão de flutuar (ブラジル直輸入盤CD 2,862円税込)
おげんさんのサブスク堂で紹介されたサンパウロの歌とピアノのデュオ作品。国内盤「Yatra-Tá」の前にリリースされた初作。
Livia Nestrovski e Arthur Nestrovski / Sarabanda (ブラジル直輸入盤CD 2,640円税込)
欧州クラシックまでブラジル音楽一流の手法で解釈。歌とギター、父娘による格調高きボサ・ノヴァ。
Arthur Nestrovski / Violão Violão (ブラジル直輸入盤CD 2,640円税込)
ブラジル・ギターの世紀を紐解いたアルチュール・ネストロフスキー、至高のソロ・ギター作品!
Livia Nestrovski, Enrique Eisenmann / Nação (ブラジル直輸入盤CD 2,640円税込)
オペラ劇の雰囲気さえ醸し出すリヴィア・ネストロフスキーとジャズ・ピアノ奏者エンヒッキ・アイゼンマンのデュオ作
Marcelo Costa / Vol.2 (ブラジル直輸入盤CD 3,300円税込)
永年MPB(Musica Popular Brasileira) の屋台骨を支えてきたマルセロ・コスタのアルバム第二集の客演が豪華すぎる
Guinga / ABOIO (ブラジル直輸入盤アナログLPレコード 7916円税込+送料)
孤高の現代ブラジル音楽表現者。最高峰のひとりギンガの声とギター、大半新曲の最新作。豪華装丁LPとなって入荷。
【新入荷案内】
デジタル配信、先にSESCレーベルよりwebストア限定にて販売された2枚組CD(瞬く間に即完売)、そのパフォーマンスと音質の良さで話題となった、ジョアン・ジルベルトの1998年4月5日のライヴ実況音源が3枚組LPレコードに。今回も現地webのみでの限定販売となっており、購入枚数も制限されているため、非常に希少なレコード商品となります。
*木曜13時より、taiyorecord.com での先着購入申し込み順にて受け付けます。おひとり様1組のみの販売、輸入盤レコードのため輸送時のジャケット・ダメージがある場合もございます。ご了承ください。
João Gilberto / Ao Vivo No SESC 1998 (ブラジル直輸入盤アナログLPレコード3枚組 30,800円税込)
1998年、当時66歳のジョアン・ジルベルトがサンパウロのセスキ・ヴィラ・マリアナで行った2時間ほどのライヴ。リオはレブロンのアパートに電話も持たずに篭り、ミステリアスな生活をしているこのボサ・ノヴァの神が、いつものように古いサンバとボサ・ノヴァのクラシックを混じえ、艶のある声と柔らかく自在なギターのバチーダを大観衆の前に響かせたショーの丸々がDATテープに丸々遺されていました。2019年にビル一面に描かれたジョアンへのオマージュ壁画をカヴァーに纏い、即完売となったCDに続いて、アナログ・レコードで商品化。"Corcobado"、"Meditação"、"Desafinado"、"Wave"、"Samba de Uma Nota Só"、"Chega de Saudade"といったジョビン作の有名曲から、"Doralice"や"Rosa Morena"といった同郷ドリヴァル・カイミの名曲、ショーロの名曲"Carinhoso"(ピシンギーニャ作)、 ウィルソン・バチスタ作"Louco"やビヂ=マルサル作"A Primera Vez"などのサンバ・クラシコ...ここに収められた36曲には、この頃のショーのスタンダード・レパートリーだったにも関わらず音源作品としては初出となる"Rei Sem Coroa"(エリヴェルト・マルチンス=ヴァルデマル・ヘスヘイサォン)が収録されています。
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[再入荷案内]
売り切れておりました、Carlos Aguirre & Juan Quintero / Abrazo (En Vivo) [国内盤CD]が再入荷しました。おそらく初版最終ロットです、お持ちでない方はお早めに。
[新入荷案内]
人気コンピ bar buenos aires のLP第二弾!
V.A. / bar buenos aires essentials Vol.2(インパートメント社国内盤アナログLPレコード限定版 4,950円税込+送料)
bar buenos airesがこれまでにリリースしたコンピレーション作品から、選りすぐりの楽曲を収録して、レコード化する「bar buenos aires essentials」のシリーズの2作目をリリースします。すでに入手できなくなった初期の作品から順に、bar buenos airesに欠くことのできない“essentials”な楽曲を収録。今作は3作目「星の輝き」(2013年)、4作目「ソワレ -ビル・エヴァンスに捧ぐ-」(2014年)の初期2作を両A面仕様としてカップリング。音源のダウンロード・コード付き。
夜の静けさに包まれるまろやかなストリングスと、星の瞬きのように輝くピアノの音色でおだやかに幕を開ける「Far-Faraway」、グレッチェン・パーラトの吐息まじりの歌声から一瞬の静寂に包まれるヴィニシウス・ヂ・モライス作の名ワルツのカヴァー「Valsa de Eurídice」、夜更けの穏やかなピアノとギターの調べがブラジル音楽への憧景をナチュラルな音色で描く「Caminhando no Calçadão」、切なさと希望がひとつになった長い星の一生を描くようなカルロス・アギーレの書き下ろしによる長編「Estrella」を収めた「estrellaサイド」。
ビル・エヴァンスが作曲した楽曲をフルートが清らかに奏でる室内楽の小品「My Bells」、アルバム『From Left To Right』のエンディングに収められたエヴァンスの慈愛に満ちた優しさが感じられる「Children's Play Song」、本作のテーマである「Soiree」を象徴する初代パット・メセニー・グループのメンバーでもあったドラマーのダニー・ゴットリーブが、なぎの海にさざ波が打ち寄せるような繊細なブラシでスネアを撫でリリカルに描く「Soiree」 、
パット・メセニーとライル・メイズがビル・エヴァンスに捧げた名曲をカルロス・アギーレとキケ・シネシがこのアルバムのためにブエノスアイレスで録音してくれた「September Fifteenth- dedicated to Bill Evans」を収めた「soiree サイド」。
すべてが繊細で美しく輝く楽曲を選りすぐりました。(〜メーカー資料より)
《収録曲》
Side-A 「estrella / -星の輝き-」
01. Far-Faraway / Klaus Mueller
02. Valsa de Eurídice <feat. Gretchen Parlato> / Nilson Matta
03. Caminhando no Calçadão / François Morin
04. Estrella (entre el espacio y la luz) / Carlos Aguirre
Side-B 「soiree - dedicated to Bill Evans / ソワレ - ビル・エヴァンスに捧ぐ-」
01. My Bells / Paul Liberman
02. Children's Play Song / Tony Gould
03. Soiree / The Danny Gottlieb Trio
04. September Fifteenth - dedicated to Bill Evans / Carlos Aguirre & Quique Sinesi- Compiled by bar buenos aires
*2/20頃に発売された雑誌「MINA(ミーナ)」に大洋レコードをご取材いただきました。見本誌を頂戴でき次第、ご紹介させていただきます。
*ダニ&デボラ・グルジェル・クアルテート(4人編成)がビッグバンド(19人編成) に!新作CD入荷。
Dani Gurgel & Debora Gurgel / DDG19 big band (ブラジル輸入盤CD 三つ折り紙ジャケット 3,080円税込)
昨年10月にコロナ禍以降、久しぶりとなる来日公演をコットンクラブで行ったダニ&デボラ・グルジェル・クアルテート。写真家としての顔も持つダニ・グルジェル(vo)、ジャズ・ピアノの講師でもあるデボラ・グルジェル(p)の母娘に、ダニの夫でセーザル・カマルゴ・マリアーノをはじめ多くの音楽家との共演経験を持ち、スタジオの運営も手掛けるチアゴ・ビッグ・ハベーロ(drs)、そしてチアゴとのリズム隊で多くのジャズ作品に参加するシヂエル・ヴィエイラ(b)。彼女たちの暮らすサンパウロを拠点に、ジャズ・ミュージシャンやシンガー・ソングライターたちが集い、レジェンダリーなスタンダードや名曲に限らず、同世代の優れた作品を採り上げ、表現するショー・シリーズ「ノーヴォス・コンポジトーレス」は新たなブラジル音楽の潮流として、ここ日本でも紹介して参りました。そんなダニ&デボラ・グルジェル・クアルテート(以下、DDG4)の新作は、来日時にショーで語っていた通り、ビッグバンド編成。ベース、シヂエルの弟であるシヂマール・ヴィエイラ(tp,fl) を含む、5本のサクソフォン、4本のトロンボーン、4本のトランペット、さらに2本のフルートという大所帯で、母娘名義でリリースされた「ホドーピオ」や、DDG4のアルバム「ウン」「ルース」「ガーハ」などから、変拍子が特徴的な"36-47"や、チック・コリアから掛けられた言葉に着想を得た"Quiet Little Lady"、ライヴでもお馴染みの楽曲をビッグバンド仕様に編曲。一つの楽器のようにアンサンブルのなかスキャットを響かせるダニや、それぞれのパートの目を見張るほど鮮やかな即興演奏、聴きどころ満載の一枚。"Veredas"には、天才ベース奏者として少年期から世界的に注目されるミカエル・ピポキーニャがゲスト参加、最終曲"Dá Licença"ではダニのファースト・ソロ作にも参加していたナタリー・クレスマン(tb)をフィーチャー。
《TRACKLIST》
1. Três Luas (Debora Gurgel)
2. Garra (Debora Gurgel/Dani Gurgel)
3. 36-47 (Debora Gurgel/Big Rabello)
4. Podicrê (Debora Gurgel/Dani Gurgel)
5. Rodopio (Debora Gurgel)
6. Luz (Debora Gurgel)
7. Quiet Little Lady (Debora Gurgel)
8. Adagio - Sem Fronteiras (Debora Gurgel) 9. Sem Fronteiras (Debora Gurgel) 10.Veredas - feat. Michael Pipoquinha (Debora Gurgel)
11. Dá Licença - feat. Natalie Cressman (Debora Gurgel/Dani Gurgel/Big Rabello)
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Lô Borges / Lô Borges(チェコ・プレス露盤アナログ・LPレコード リイシュー新品 3,928円税込+送料)
ミルトン・ナシメントやベト・ゲヂスとブラジル音楽史の金字塔アルバム「Clube da Esquinas」をレコーディングしてる最中、レコード会社オデオンからの圧力でリリースすることになったロー・ボルジス初のソロ・アルバム。この時ローは若干19歳。短期間で準備した本作には、キラキラした輝きと透明感、いわゆるミナス音楽要素を纏い、のちにキャリアを代表する楽曲となる m-4"Homem da rua"、m-10"Faca seu jogo"などの逸品から、アウト・オブ・ノートを果敢に攻めた即興的な旋律やハーモニー、トニーニョ・オルタのebにeg、ネルソン・アンジェロ(g)、テノーリオ・ジュニオール(ep, organ)、ベト・ゲヂス(g,b,per)、ダニロ・カイミ(flute)など、クルビ・ダ・エスキーナスを中心に当時の最精鋭が揃い踏み、革新的な若き音楽家の野心を最大限に盛り立てています。この後伝説の「Via Lactea」まで、ソロとしては6年の空白が開きます。瞬発力とあらゆる音楽的魅力が詰まった一枚。カバーのお古のアディダスは、ローがいとこからもらったもの。ファミリー・バンド、オス・ボルジスで活動していた彼のソロ・デビューという旅立ちを暗示させるものだそう。
A1 Você Fica Melhor Assim
A2 Canção Postal
A3 O Caçador
A4 Homem Da Rua
A5 Não Foi Nada
A6 Pensa Você
A7 Fio Da Navalha
A8 Pra Onde Vai Você?
B1 Calibre
B2 Faça Seu Jogo
B3 Não Se Apague Esta Noite
B4 Aos Barões
B5 Como O Machado
B6 Como O Machado
B7 Toda Essa Água
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"ロマンチストな人柄がうかがえるソフトな歌い口と柔らかな印象のメロディ、シウヴァの「CINCO」LPが再入荷!
SILVA / CINCO(Think! 国内盤アナログLPレコード新品 3,520円税込+送料)
幼少からヴァイオリンを習い、ステージではepを弾きながら唄うというパフォーマンスを見せるシルヴァ。アイルランドのダブリンに留学経験を持ち、フェルナンダ・タカイが"Okinawa"というトラックにゲスト参加して話題となった2nd「Vista pro Mar」では、米国の西海岸に滞在した経験から楽曲を制作するなど、ドメスティックな視点に留まらないシルヴァの音楽性は、2000年以降の米国を始めとする、フォーキーで親密な音作りを信条とするシンガー・ソングライターの流れと合致。ロマンチストな人柄がうかがえるソフトな歌い口と柔らかな印象のメロディ、そしてアナログ・シンセの音色と生楽器を混ぜ合わせる独特のセンス。これらでブラジルでも一挙にスターダムを駆け上がります。そして現代ブラジルを代表するMPBシンガー、マリーザ・モンチの歌曲集を発表し、ブラジル人という意味の「Brasileiro」と題したアルバムを制作するなど、自国ブラジルの優れた音楽文化に対峙し、咀嚼したのちそれらを表現として呈示しても来ました。本作でもレジェンド、ジョアン・ドナートが浮遊感のあるepをプレイするB-5 "Quem Disse"や、アフロ・ブラジル・ヒップホップを体現するクリオーロが参加したB-6"Soprou"など、ブラジル流の手法が際立つ楽曲を後半に収録。親密な多幸感に溢れた冒頭から溢れ出るポップ・センス、前作に引き続いてダンス・ミュージックのシンガーとして絶大な人気を誇るアニッタがB-1"Facinho"に参加。
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*ボサ・ノヴァ定番作品のアナログLP・リイシュー
ボサ・ノヴァのコンピレーションは別にして、はじめて手に取るボサ・ノヴァ単独アルバム作品というと、ジョアン・ジルベルトの1973年邦題「3月の水」などに継いで、何度もCDリイシューされているこちらのアルバムを選んだ方も多いのではないでしょうか。
Gal e Caetano Veloso / DOMINGO (チェコ・プレス露盤アナログ・LPレコード 45回転 リイシュー新品 3,928円税込+送料)
*オリジナル原盤(推定市場価格- 2.5~5万円)では、カヴァーにVellosoと綴られ、モノラル録音ですが、本盤はその後の正規リイシューVerve盤と同様、ステレオ録音でVeloso に修正されたものを使用しています。裏ジャケはCompanhia Brasileira de Discosのロゴが入ったオリジナル盤の複製、ブックレットなどは付属しておりません。個人的感想では、CDで散々聴き込んできましたが、アナログで聴くとまた新鮮な印象を受けました。 音質も良好です。
1967年に発表されたガル・コスタ&カエターノ・ヴェローゾ「Domingo」。ふたりのソロ・アルバム制作に先駆けてレコーディングされた本作は、リーディング・トラックの放浪する心="Coraçnao Vagabundo"に始まり、ボサ・ノヴァの神様ジョアン・ジルベルトもレパートリーにする"Avarandado"、66年の歌謡フェスティヴァルで最優秀歌詞賞に輝いた"Um Dia"、バイアーノの郷愁、アイデンティティを歌に籠めた"Quem Me Dera"など、カエターノがガルに提供する意味合いで書かれた名曲の数々と、エドゥ・ロボ"Candeias"、シヂネイ・ミレール"Maria Joana"、ジルベルト・ジルとジャーナリストのトルクァート・ネトの共作"Minha Senhora"、"Zabele"など、ギターや木管を中心としたスモール・アンサンブルと少しのパーカッション、アンニュイなガルとカエターノの歌声、まさしく日曜("Domingo")の午後のゆったり気怠く流れる時間を満喫できる、ブラジル音楽史に輝く名作。
A1 Coração Vagabundo 2:25
A2 Onde Eu Nasci Passa Um Rio 1:59
A3 Avarandado 2:44
A4 Um Dia 3:12
A5 Domingo 1:25
A6 Nenhuma Dor 1:33
B1 Candeias 3:12
B2 Remelexo 1:54
B3 Minha Senhora 4:15
B4 Quem Me Dera 3:23
B5 Maria Joana 1:41
B6 Zabelê 2:48
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Bené Fonteles / Benedito (ブラジル直輸入盤アナログLPレコード 重量盤 6,950円+送料)
アーチスト=芸術家を地で行くベネー・フォンテレスは、1953年ブラジルのパラー州バラガンサに生まれ、豊かな自然や先住民の伝統文化をモチーフとした造形美術作品を制作、サンパウロ国際ビエンナーレをはじめとする美術展に出展するほか、文化的なアニメーション作品も発表してきました。本作は1983年に、ルイス・ゴンザーガ("Ao Rei")、エギベルト・ジスモンチ("Om")、テテ・エスピンドーラ("Aves e Frutos")、ベルキオール("Ellis")、ルリ&ルシーニャ("Na Verdura do Mar"、"Dentro da Nuvem")、ジルベルト・ジルとの共作"O Som da Pessoa"、と錚々たるゲストや共作者を迎えて制作された究極の自主制作盤がこの作品。ネイチャー思想に基づいた音楽表現が為される本作では、ブラジル各地のルーツ・リズムを彷彿とさせるガンザやアベなどの打楽器、マリンバやタブラ、ナナ・バスコンセロスが用いていた洗濯ホース、小鳥の囀りや猫の鳴き声を模写したテテのスキャット、子供コーラス、アウボラーダ(掛け合い) などの神秘的なアンビエンス、これらと流暢なブラジル・ギターの手法に、前衛的なトーンを醸し出すエクスペリメンタルなアンサンブルが混じり合い、オーガニック・フォーキーとでも形容すべき独創的な世界観を繰り広げます。このリイシューはオリジナル盤の復刻に忠実で、マト・グロッソに生息する植物を用いた押し花のタペストリーが裏ジャケに付属。50cmx70cmのポスター付き。
]]>それは、太陽と、銀河と、凧の音楽。ワールドスタンダードが辿り着いた国境の南。静かな光のエキゾティズム。
WORLD STANDARD / SILENCIO (インパートメント社国内盤LPレコード 4,620円税込+送料)
【セルジオ・サントスの曲をやっていたり、全編をポル語などの外国語歌詞やスキャットで収録するなど(日本語詩の雪の降る街を、がありますが)語感的にも、またもちろん透明感のある音使いも勿論、私のところで扱っているアルバムたちとの共通項を多く感じました。車で出掛けた時にじっくり聴いたのですが郊外の風景とマッチしていました。】 ー 大洋レコード伊藤亮介
鈴木惣一郎 g,per / 安宅浩司 banjo,steel g, b / 伊賀航 b,cello / 藤原マヒト acc, synth / 武嶋聡 cl,flute,sax / 田中祐司 vib,p,ep / 神田智子 vo,ピアニカ / 中島久美 viola,vln / 信太美奈 cho / レイチェル・ダッド cho / ヴィグ・スミス kora, cho
丁寧に作り込まれた完璧な音世界。おすすめです。
【迷宮にざわめく雑多な音の中から鈴木惣一朗が見つけた『シレンシオ』の道は、 後から来る人への貴重なガイドとなるだろう】 ー 細野晴臣
細野晴臣氏のプライヴェート・レーベル「デイジーワールド・ディスク」からリリースした最後のアルバムとなった2010年作、通算9枚目のアルバム『シレンシオ』。発売当時、細野晴臣氏が上記コメントを寄せて絶賛した静かなる傑作が、多くのリクエストに応えてアナログ・レコードとして再発されます。
作品の根幹となるのはカルロス・アギーレやルス・デ・アグアなどアルゼンチン音楽へのオマージュ。アルゼンチンからブラジル〜ミナス、そしてポルトガル〜カポ・ヴェルデを経由したさまざまな国の音楽を吸収し、2年以上の制作期間をかけ、ワールドスタンダードにしか創り得ない音世界を描き出した本作。アナログ・レコードならではの音で、今改めて聴いてほしい「静かな光のエキゾティシズム」の音楽がここに。
初レコード化にあたりオリジナル・マスターから改めてリマスタリング。柔らかな音色と奥行きのある音像は、静けさの向こうにある情感を豊かに伝えてくれます。さらに、鈴木自身が寄せた2023年版ライナーノーツは『シレンシオ』のアナザー・ストーリー的な内容。激しく移り変わるシーンで、多くの人に変わらず愛聴され続けるこのアルバムの現在地を示します。 (メーカー資料より)
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Kosuke Shimizu / MICROMACRO (My Best! Records 国内盤アナログLPレコード新品 4,510円税込+送料)
モノクロームな無声映画の劇伴のように映像を喚起する音世界、コントラバスとクラリネットやマリンバで彩るデカダンスからロマンチシズム、そしてフィールド・レコーディングや自作楽器にチープな幼児楽器のトーンが醸し出すユーモラスまで、金沢、京都、東京、北海道、ウズベキスタン、ミラノ、様々な土地でレコーダーによって収録された雑踏のノイズや、気の置けない仲間とのセッション、5年に渡る音の旅をコラージュして仕立てた楽曲たち。私個人としましては、ブラジルで動物や鳥の鳴き声を元にした楽曲制作や、フィールド・レコーディングとソロ・ピアノで唱歌をリノベイトしたファビオ・カラムルーの諸作、音と音の間を用いて独特の世界観を築いたアルゼンチンのウリセス・コンティの諸作や彼がプロデュースした異業種からの音楽家諸作、それらと通じる"音への美意識"を強く感じる作品となっています。[特典ポストカード付き]
mama!milkの清水恒輔、初のソロ・アルバムをLPレコードでリリース。
水蒸気の如く吹き上げられる穏やかで真摯な熱情と、丁寧に紡がれた軋みのレイヤー
具体音の底から届けられる一筋の旋律が、ただただ美しく、儚く響く
真摯な演奏家の奏でる音、耳元で聞こえるような日常の音、騒音とも言える機械の音。
自分か好きな音だけを蒐め、あの手この手を尽くして楽曲に仕立てました。
あてどなく作ってきた音源集を、ようやく世に放つことが出来てとても嬉しいです。
行ってらっしゃい、MICROMACRO。−清水恒輔−
清水恒輔:コントラバス、チェロ、バスクラリネットetc.
曽我大穂:フルート、カバキーニョetc.
巽勇太:自作装置
生駒祐子:カシオトーン、マリンバ、アコーディオンetc.
Gak Sato:スネアドラム
林正樹:ピアノ
市原大資:トロンボーン
守屋拓之:コントラバス
yatchi:ピアノ
窪田健策:テルミンetc.
武島悟:クラリネット
WADA MAMBO:ギター
安藤健二郎:バスクラリネット
谷口かんな:マリンバ
マスタリング 西川文章
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【news】
2024年1月8日 地上波NHKテレビ「おげんさんのサブスク堂」にて、ピアノと声のブラジリアン・デュオ - サロマォン・ソアレス&ヴァネッサ・モレーノの映像が紹介されました。実は昨年末より、サンパウロ⇆東京でプロフィールや歌詞テキスト、アー写などやりとりをしておりました。TVアプリ、NHKプラスで1週間(15日まで) 無料で配信されていますので、見逃した方もそちらでチェックしてみてください。
松重豊さんの選んだオンエア曲は"Lança perfume"、ムタンチスのvoだったヒタ・リーがソロで1980年に発表した楽曲のカヴァーで、残念ながらCDアルバムには未収録ですが、オンエア曲を見聞きしてこのデュオが気になった方、大洋レコードより本デュオの国内盤CD 『Yatra-Tá』を発売しております。このデュオの初作となる『Chão de flutuar』(ブラジル輸入盤CD)も在庫がございます。ぜひこの機にお求めください。
・SALOMÃO SOARES, VANESSA MORENO / YATRA-TÁ
(大洋レコード国内盤CD TAIYO 0041 Wポケット紙ジャケット仕様 歌詞対訳・ライナーノーツ付 2,750円税込 2022/2/28発売 )
・SALOMÃO SOARES & VANESSA MORENO / CHÃO DE FLUTUAR
(ブラジル直輸入盤CD デジパック 2022/2 再入荷)
番組でオンエアされた"Lança perfume"です。
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*[再入荷案内]
LUEDJI LUNA / BOM MESMO É ESTAR DEBAIXO D'AGUA (国内盤CD)
SINESIS DUO (Quique Sinesi & Augusto Sinesi) / Hojas y rutas nuevas
*[新入荷案内]
アマーロ・フレイタスのバックで本年来日も果たしたフランス人ドラム奏者、フランソワ・モランの洗練された2作目。今作もA.メマーリが参加。
François Morin / Particules (インパートメント社国内盤CD 2,750円税込)
マルチ奏者ぶりが光るブラジル屈指の現役ピアノ奏者アンドレ・メマーリの自作曲に、フランソワ・モランとの共作タイトル曲、北欧トラッドを思わせる瞬間に、レニーニ作"O Silêncio Das Estrelas"を英語詩にしたもの、カイピーラ・ギター奏者として、またベース奏者としても参加するネイマール・ヂアスの清廉漂うインスト楽曲に、ドリ・カイミ"Rio Amazonas"、ベルギー出身のシンガー、デヴィッド・リンクスらフランスで活動するミュージシャンから、前述のブラジル勢まで参加して作りあげた、美しい響きの詰まったアルバム。
<旋律を奏でるドラマー”、フランソワ・モランの10年振りの新作が、日本限定でフィジカル・リリース。>
繊細なテクニック、軽やかなグルーヴ、ダイナミズム溢れる表現力を備え、まさに「旋律を奏でるドラマー」と例えるのがふさわしいフランス人ドラマー/コンポーザー/プロデューサー、フランソワ・モラン。フランスを中心にヨーロッパのジャズ・シーンで活躍し、2010年にブラジルに移住。
アンドレ・メマーリ、セルジオ・サントス、タチアナ・パーハ、イヴァン・リンスなどミュージシャンとの交流を経て作り上げた名作『ネッサンス』(2012年)から10年。フランスに活動拠点を戻し、ブラジルとフランスを代表するトップクラスのミュージシャンを招き2022年に配信限定でリリースしたセカンド・アルバム『パーティキュルス』が、独占ボーナス・トラックを加えて日本限定でCD化。
2023年夏、音楽フェス『Fruezinho』に出演したアマーロ・フレイタス・トリオのドラマーとして初来日。その後のアマーロのヨーロッパ・ツアーにも参加するなど、そのドラムは多くのミュージシャンを魅了し、信頼を得ている。10年振りのセカンド・アルバムとなる本作では、長年親交のあるブラジルとフランスのトップ・ミュージシャンを迎えて、洗練された中に時に野性味すらも感じさせる豊かな演奏を聴かせてくれる。(メーカー資料より)
*リヴィア・ネストロフスキーとジョアン・カマレロが共演してウィルソン・バチスタのトリビュートを行った、というニュースを元に、知るところになった作品が入荷してまいりました!
◎伝説のサンビスタ、ウィルソン・バチスタの発掘音源リノベと豪華な音楽家たちによるトリビュート、CD2枚組!
Wilson Baptista / Eu Sou Assim (ブラジル直輸入豪華装丁CDブック2枚組 3,287円税込)
リオで自作のサンバを売りながら応援するサッカー・チームの不甲斐無さを酒場で憂う、典型的ボヘミアンな生活を送ったウィルソン・バチスタ。55歳にで亡くなるまでブラジル著作権協会で働きつつ、550曲ものサンバを作曲したそうですが、60年代当時に黒人系音楽家の評価は高くなく、テルマ・ソアレスという女性歌手のためにオープンリールに吹き込んだ彼の楽曲も、急遽海外に飛んでしまったテルマのお蔭で、結局陽の目を浴びることはありませんでした。ジョアン・ジルベルトのレパートリーにもなった"Louco(Ela é o seu mundo)"をはじめ、のちにパウリーニョ・ダ・ヴィオラや本作にも参加するクリスチーナ・ブアルキが、ウィルソンの書いた楽曲を発掘し、その素晴らしさに気付かせてくれるようになりますが、本作ではそのテルマのために作ったデモから7曲の未発表曲を新たに発掘、(モニカ・サウマーゾによるdisc1-5 "Calúnia", リヴィア・ネストロフスキー(vo) とジョアン・カマレロ(g) のdisc2-4"Boato de felicidade", マルコス・サクラメントの演るdisc2-5"Fui olhar nos teus olhos", モイゼス・マルケスによるdisc2-14"Minha infância", ウィルソン・バチスタ本人の復元されたヴォーカル・トラックとマイラ・フレイタス(vo,p)が共演するdisc2-9 "Sossega a moringa / O bom é ele" , パウロ・アラガォンのgとエドゥ・ネヴィスのtsにフイ・アルヴィンのclなどをオーバーダブしたdisc2-13"São Paulo antigo") 様々な世代の音楽家がウィルソンの作ったサンバの新たな魅力に気づかせてくれます。上記以外に著名な音楽家ですと、ジョアン・ボスコdisc1-14"O pedreiro waldemar"、ドリ・カイミdisc2-2"Meus vinte anos"、ネイ・ロペス&ジョイス・モレーノ"Copacabana a noite / Gosto mais do salgueiro"、若き世代ではアイルトン・モンタホイオスdisc1-6"Amor que maltrata"の名も。保存状態の良くないマスターテープからノイズを除去し、パウロ・アラガォンのギター・アレンジや、べべ・クラメールのアコーディオンなど現代のアレンジを加えたウィルソン・バチスタのオリジナル・トラックへの唯ならぬ愛情、そして参加した音楽家たちのリスペクトに富んだ演奏。2023年最大のオマージュが贈られたサンバ作品であると云えます。
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*名門エスコーラ、マンゲイラの創立メンバーのひとりで70年代、自身が60代になってからソロ作を発表し始めたサンバのレジェンド、カルトーラ。イヴァン・クリンゲンのアート・カヴァーも有名な1977年作がポスター付き豪華装丁重量盤LPで復刻。
Cartola / Verde Que Te Quero Rosa (ブラジル直輸入盤アナログLPレコード新品 6,950円税込+送料)
アート・カヴァーでカルトーラが持っているエスプレッソ・カップが緑、ソーサーはピンク。これは冒頭のタイトル・トラック"Verde Que Te Quero Rosa"(直訳:ピンクにしたい緑)と呼応し、マンゲイラのチーム・カラーのことを指しています。 ハダメス・ニャタリがピアノとアレンジをかって出たカルトーラ自作の"Autonomia"、作者のネルソン・カヴァキーニョとのデュエット"Pranto de Poeta"は多くのアーチストがカヴァーするサンバ・クラシックとなりました。ドラムにはウィルソン・ダス・ネヴィス、クラリネットとソプラノ・サックスでアベル・フェヘイラ、多くの名プレイヤーと共に作り上げられたサンバ名盤。
*倍音を多く含んだハスキーな声質、肉感的にソウルフルなラップトップ・サンバのサウンド。これらで新星の如くシーンに登場したセウの'21年作アナログ化。ボサ・ノヴァ・クラシック"Bim Bom"をはじめシャーデーにビースティー・ボーイズのカヴァー、このシーズンにピッタリの師走感、郷愁、フィエスタ感を醸し出します。
Céu / Um Gosto do Sol (ブラジル直輸入盤アナログLPレコード新品6,587円税込+送料)
女性S.S.W.として活動してきたセウが、インタプリーターとして挑んだ初のアルバム。先行シングルとしてカットされたヒタ・リー"Chega Mais"、タイトル・トラック"Um Gosto de Sol"はミルトン・ナシント作、アントニオ・カルロス&ジョカフィ"Teimosa"、アルシオーネの歌った"Pode Esperar"など70年代のブラジル佳曲から、イズマエル・シウヴァの古いサンバにジミ・ヘンドリックス"May this be love"、ミレニアム前後のビースティー・ボーイス"I don't know"にフィオナ・アップル"Criminal"、ブラジルではグルーポ・ヘヴェラサォンのパゴーヂ"Deixa Acontecer"にはエミシーダがゲスト参加し、と米/伯様々な年代の楽曲を収録。これら選曲はセウ本人とその父エヂガルド・ポサス、プロデューサーのプピーロ、三者間の協議によるもの。プピーロによる骨太なサウンド・プロダクションとアンドレアス・キッセールの7弦ギターがブラジルらしいサンバ的な音作りを形成し、そこに華やいだセウの唄声が載ると、これはもうセウの音ですね、としか言いようがない、独特の世界観が繰り広げられています。
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*永年MPB(Musica Popular Brasileira) の屋台骨を支えてきたマルセロ・コスタのアルバム第二集の客演が豪華すぎる
Marcelo Costa / Vol.2 (ブラジル直輸入盤CDデジパック 3,300円税込)
リオ出身のドラム奏者/パーカッショニストで、ジャキス・モレレンバウム(vln,cello)や兄弟のムリ・コスタらと共に1973年に結成されたバンド - ア・バルカ・ド・ソルでの活動を皮切りに、マリーザ・モンチやカエターノ・ヴェローゾら多くのMPBアーチストのバックで活躍してきたマルセロ・コスタ。自身のキャリアを振り返るように豪華な客演陣に恵まれたソロ1作目「Vol.1」は国内盤としてリリースされ話題となりました。4年を過ぎてリリースされる本作「Vol.2」でもマルセロ・コスタに作品を支えられた多くの音楽家、今回は本人歌唱のm-2とネイ・マトグロッソを除き、全員女性シンガーのみフィーチャーされています。ダヂ・カルヴァーリョを従えたマリーザ・モンチ m-3"Tão Só "、ペドロ・サー(eg)とアルベルト・コンチネンチーノ(b)、そしてホベルタ・サーのm-4"Deixei Recado"、偉大なボサ・ノヴァ詩人ヴィニシウス・ヂ・モライスの孫娘マリアナ・ヂ・モライスm-6"Se Você Disser Que Sim"、マリア・ベターニアm-8"Numero Um"、サシャ・アンバッキ(p)と共にジュサーラ・シルヴェイラm-9"Nervos de Aço"、マウロ・ヂニス(per)を伴ったテレーザ・クリスチーナm-10"Você Me Abandonou"、カエターノ曲"Esse Cara"を歌うパウラ・モレレンバウムm-10まで、古いサンバにドリヴァル・カイミ、エルトン・メデイロス、ルピシニオ・ロドリゲスらのブラジリダーヂ溢れる楽曲を華やかにプレイ。まるでMPBのサニー・サイドを辿っているかの錯覚に陥る一枚です。非常に高いポテンシャルを誇る本盤、気を取られてるうちに、あっという間にアルバムが終わってしまうのが惜しいところ。
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