ダニ・グルジェルの新譜は"ノーヴォス・コンポジトーレス"のコンセプトを継続体現した多彩な一枚

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    *明日の9日は水曜で定休日となります。11日から16日まで夏季休業とさせていただきます。

     

    先日は日本のインディペンデント・ミュージシャンのなかでも個人的に最も長きに渡りお慕い申しておりますsakanaのワンマンに、Mandala2まで行っておりました。sakanaのライヴは弊店周年のイベントにご出演頂いたあと、すっかりご無沙汰してしまってましたが、菅沼雄太さん(drs)を迎えたトリオ編成のsakana、特に出し惜しみされていた新曲や"Smile"(「sunday clothes」収録)などロッキンな二セット目が格好良かったです。ふたりのegのアンサンブルとマレット使いの装飾的なリズムが溶け合い、そこにpocopenさんの独特の語感で綴られる唄が載った唯一無比の世界観、堪能しました。終演後にWindbell 富田さんにご紹介をいただいて、下北沢でつい先月まで実店舗をやってらっしゃった オトノマドさんと同業者同士ならではの悩みや意見を交歓し、有意義な一夜を過ごすことができました。これもsakanaの魅力的な音楽が引き寄せた縁だと思います。開演前に恐らくは古書であろう読み物を開いている方がとても多いMandala 2 の個性的なムード、私より前席の誰も写メを撮ってないので、iPhoneを出すのも憚られてしまい、気づけば一枚も演奏風景を撮って居ませんでした。

     

    さて店頭でもお配りしているチラシの通り、サンパウロのジャズ/MPBの新進気鋭アーチストであるダニ・グルジェルたちが今年も来日します。

     

    ダニ・グルジェルと同世代の新しい価値観を持った音楽家たちによるショー・シリーズ - ノーヴォス・コンポジトーレス(新しい作曲家たち)。それまでは既存の定番曲をいかに上手に解釈するかということに重きが置かれて居たところへ、ジャズの素養などの洗練を持ち合わせたサンパウロの新しい世代のミュージシャンたちが、自身の編み出したハーモニーとことばで新しいスタンダードを紡ぎ出すということを始めた2009年、ダニ・グルジェル&ノーヴォス・コンポジトーレス名義で発表された(始めは米国で! )「AGORA」という重要作があるのですが、こちらの続編ともいうべき作品が来日を記念して発表されました。

    DANI GURGEL / OUTRO SOM (Rambling Records 2,500円+税)

    そもそもはWEBでの映像プロジェクト"Musica de Graça" に替わる、TV向けの新たなドキュメンタリー・シリーズ"OUTRO SOM"として発信される予定の楽曲たちをCD製品としてコンパイルしたのが本作。様々なキャリアを持ったスタイルの異なるコンポーザー二人を迎えて秘蔵の楽曲を演奏、そこにダニ・グルジェルも共演参加するという企画。ト・ブランジリオーニらとのeg弾き語りデュオ、バルバラ・ホドリクスのフェミニンで官能的なvo、ジャズ系の作品に多く参加するヴァネッサ・モレーノと女性サンバ歌手ファビアナ・コッツァそしてダニの共演が聴ける"Da Mitsura"、サンパウロのもう一系統、前衛的なムーヴメント -クルビ・ダ・エンクルザからホムロ・フローエスも参加、ダニ・ブラッキらとのブラジリアン・アコースティック・ブルースから、トニーニョ・フェハグッチ(acc)とアレシャンドリ・ヒベイロ(cl)の名手二人が参加したり、メストリーニョ(acc)マリアナ・アイダールを迎えたりした、ミニマムでコンテンポラリーな北東部リズムまで、フレッシュに花開く現代のブラジル音楽セッションが11トラック。国内盤ですのでダニ自身のことばや、堀内隆志さん(カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ)によって各曲ごと詳細に渡る解説が掲載。

     

    まだ放映のされていないTV番組のプロジェクトということで、試聴用動画が見つけられませんでした。

    収録曲の参加メンバー違い/ヴァージョン違い、或いは原曲が以下になります。ご参考までに。


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      • 2018.07.21 Saturday
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      • 17:31
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