ダークなトーンから一筋の光をあてるような夢想の精神、ルシオ・マンテル

0
    7月の店休日
    7/5 (sun) 第一日曜のため
    7/8 (wed) 水曜定休
    7/15(wed) 水曜定休
    7/16 (thur) イベント"salon de mundo popular vol.2" のため
    7/20 (mon. holiday) 第三日曜の振替  
    7/22 (wed) 水曜定休
    7/29 (wed) 水曜定休

    このブログ移設先のJUGEMでカレンダーに営業日/休業日を表示できないものだろうか。どなたかご存知ではないでしょうか。

    [お買い得情報]
    サンパウロのポップ・フローリスタ、トゥリッパ・ルイスが踊れる音にこだわって制作した新譜「Dance」ですが、日本でもより多くの音楽ファンの人に届いてほしいとの思いから、若干ですが価格を見直させて頂きました。新世代ブラジル音楽を語る上で欠かせないアルバムですし、内容がとても良いです。ぜひこの機にお試し下さい。商品ページはコチラ→

    [新譜のご紹介]
    2013年、Bs.As.某所の隠れ家ライヴで"わがままジュリエット”のソロをむちゃぶりして、その折はすみませんでした。とのっけから謝りたくなってしまいました。凄いアルバムを作りましたね。巷の多くのポピュラー音楽のような即効性は正直なところございません。かく言う私もこの記事を書くまで2、3日寝かしておりました。じわじわとその良さが伝わって来る、そんな作品です。崇高な唄づくりの理念を心底に感じさせつつも普遍性を損なわないのがこのひとの音楽の魅力で、その人と也のすべてを注ぎ込むのがS.S.W.の表現とするなら、聴いていた音楽、観た映画、読んだ本、受けた影響も隠し立てすることなく、"モチーフ”として作品に登場するのが本来の姿だと思うのです。勿論前三作の成功もありますが、この真っ当ともいえる姿勢が現地で評価されて近年大きなホールでのライヴをいくつも成功させています。

    持ち前のハスキーな憂いを帯びた唄声と、ダークなトーンから一筋の光をあてるような夢想の精神、その叙情性。弦楽四重奏とギターをはじめとするアコースティック楽器で、人生のさまざまな場面に沿うようにシアトリカルな絵を描いてきたブエノス・アイレスのS.S.W. ルシオ・マンテルの4枚目となるアルバム、Confin (=はるか彼方)

    LUCIO MANTEL / CONFIN (アルゼンチン直輸入盤 2,398円+税)

    航海の船出に相応しい、水面を滑るような"Estrafalario" では弦楽のみならずブリッジ部分でフレンチ・ホルンをはじめとする金管が鳴り響き、続く安息のフォーキー・アンサンブル"Luz de Dia" でも管弦を交えた壮大な風景を見せてくれます。m-3"Deshielo"ではフォルクローレに根差した複合拍子をマルセロ・バラフ(drs)とニコラス・ライノネ(b) との現代的なロック・トリオで愛を情景を感じさせる唄に仕立てたかと思えば、ルシオが現地取材で度々引き合いに出すシコ・ブアルキ60'sの名曲"Construcao"のように、オブスキュアな反復するラインで想いを紡ぎだすm-4"Pendulo"もあり、アルゼンチンのロックの系譜に創成期から名を連ねるフィト・パエスとデュエットする"Morir de Ruido" では、マルチ奏者にしてS.S.W.としても際物的な作品を発表しているアクセル・クリヒエールがフリューゲルホルンをプレイ。前作でカヴァーしたビョークのサウンド構築術のアンプラグド版を彷彿とさせる"Miniatura Nro.2 (Luna Nueva)" にはアルパに加えて印象的なシタールの音色でアレハンドロ・フラノフが参加。ドラマティックな展開を見せるm-7"Otri Sobre el Tiempo"のアレンジは弦楽四重奏との名義だった前作に引き続きアレハンドロ・テラン(viola) が手掛け、ルーカス・アルゴメド(cello) らと五重奏で展開。メランコリ―なアルペジオと共に一滴の水を得た草花のごとき芳しいメロディを紡ぐm-8"Raiz Salvaje"はルシオの新しいスタンダードになりそうな予感。m-10"Astronauta" ではインディーでソロ名義作を発表しているヒレスピ(tp) が参加。陰なパートから詩的なことばや音色で陽に転じる、この場面転換の瞬間に得るカタルシス。



    スポンサーサイト

    0
      • 2018.07.21 Saturday
      • -
      • 14:23
      • -
      • -
      • by スポンサードリンク

      コメント
      ツイッターをやっていないので気づくのが遅れてしまいましたが、Lucio Mantelさんが「ツイート」していました(https://twitter.com/luciomantel/status/563038524845613057)。
      弦楽四重奏と共演した《Unas Horas》(Acoua 2013)の「レヴュー」を自動翻訳で読んだのでしょう。
      本人が読んでいるかもしれないと思うと、いい加減なことは書けませんね。
      驚きです^^;
      • sknys
      • 2015/07/04 9:17 PM
      sknys さん、コメントをありがとうございます。Facebook の興隆もあり、海外のアーチストも日本のページを見ていることが増えたようです。Muy Lindo ! とありますので、ルシオは喜んでくれているみたいで良かったですね!
      コメントする








         

      PR

      大洋レコードは東京・神楽坂のセレクトCDショップです。

      ブラジル・アルゼンチンの現在のインディペンデントなシーンからの輸入盤CDを中心にお取り扱い。

      東京都新宿区矢来町139 東京メトロ東西線神楽坂駅2番出口すぐ。


      WEB通販はオフィシャル・サイト taiyorecord.com にて



      [イベントのお知らせ]


      2018/8/5 Sun. 午後一時「大洋レコード13周年記念パーティー」テラスで音楽とワインとカレーの会を催します。Unplugged GIGs : 瀬戸信行(cl)・大久保かおり(bdn) dúo / ryosuke itoh e shiho (vo,g & flute) 協力:ひのや(酒類卸) / トザワシュンジ(インドカレー)



      [国内盤リリースのご案内]


      FERNANDA TAKAI / O TOM DA TAKAI (TAIYO0034 2018.6.5 release) 好評発売中!


      TULIPA RUIZ / TU (TAIYO0033 2018.3.15 release) 好評発売中!


      PATRICIO PIETREK GRUPO / PAJÁRO AZUL(TAIYO0032 2017.12.04 release)

      好評販売中!


      ryosuke itoh e shiho - minha estrada (TAIYO0031 2017.6.24 release)

      販売中!


      [記事掲載のご案内]


      体験型アミューズメント・キッザニアの広報記事「キッザニアの窓」に大洋レコード伊藤のインタビュー記事とおすすめタイトルをご掲載いただきました。

      「親子で楽しむ、はじめての音楽」Vol.3 南米音楽



      女の子のスポーツライフをもっとファッショナブルに。「HBハミングバーズ」2018 Summer vol.14 に"Playlist for Summer"としてオススメ5作品の小さなレヴューを書いています。


      5/9発売 「POPEYE 6月号 "僕たちの好きな音楽。"」にて大洋レコードが掲載されます。川沿い音楽の取材も受けました。


      2018年1月末、神楽坂のアップデイトされた情報が満載の「帰ってきた!神楽坂本」(エイ出版)が発売されました。今回は"Culture 文化"のページに大洋レコードをご掲載いただいてます。ぜひ街ぶらショッピングのお供に。


      ひとまちっくす神楽坂「南米音楽と横浜ベイスターズと私。大洋レコードの伊藤亮介さん。」


      NUMBER WEB "野次馬ライトスタンド" 「ベイ戦士よ、ブラジル音楽を聴け!東京の路地裏から愛を込めて。」


      * 店舗営業日カレンダー

      い字の日がお休みです。毎水曜・第一第三日曜定休。

      03-3235-8825

      スマホ版

      selected entries

      archives

      recent comment

      • 再入荷状況 + 街のひとweb記事 + ラジオ出演のお知らせ
        伊藤亮介
      • 再入荷状況 + 街のひとweb記事 + ラジオ出演のお知らせ
        立野 BUN 博一
      • 夏季休業のお知らせ+崇高なギター四重奏・クアテルナーリアの新譜
        Kazuo Ota
      • 夏季休業のお知らせ+崇高なギター四重奏・クアテルナーリアの新譜
        伊藤亮介
      • 夏季休業のお知らせ+崇高なギター四重奏・クアテルナーリアの新譜
        Kazuo Ota
      • ダークなトーンから一筋の光をあてるような夢想の精神、ルシオ・マンテル
        伊藤亮介
      • ダークなトーンから一筋の光をあてるような夢想の精神、ルシオ・マンテル
        sknys
      • エレガントに花香るブギ・ウギ・サンバ・ジャズ + サンバ・ソシアル・クルビ - シコ・ブアルキ・トリビュート
        伊藤亮介
      • オーガニックなブラジルの吟遊詩人へのトリビュート作
        伊藤亮介
      • オーガニックなブラジルの吟遊詩人へのトリビュート作
        太田和夫

      recommend

      links

      profile

      書いた記事数:1574 最後に更新した日:2018/07/20

      search this site.

      others

      mobile

      qrcode

      powered

      無料ブログ作成サービス JUGEM